スマホの悩みというと「バッテリもち」についての悩みが多いだろう。今月4日に発表した弊社調査においても「スマホでイラッとくること(よくない印象)ランキング」の1位は男女ともに「バッテリがすぐ切れる」という結果だった。

【男性編】スマホでイラッとくること(よくない印象)ランキング
【女性編】スマホでイラッとくること(よくない印象)ランキング

この冬も各キャリアからスマホの新製品が次々と市場に投入されているが、バッテリが"2日もつ"スマホとして打ち出している「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」(NTTドコモ)が、11月26日から12月2日の期間で国内販売シェア1位を獲得しており(調査会社BCNによる)、人気を博している。ちなみに同調査では、巷で注目のiPhone 5(ソフトバンクモバイル版/32GB)は4位となっている。

AQUOS PHONE ZETA SH-02E。11月29日から発売が開始された

AQUOS PHONE ZETA SH-02Eが注目され、多くのユーザに支持されている要因の一つに、シャープが技術の粋を結集して開発した「IGZO」ディスプレイがある。本記事では、年末年始の慌ただしい生活をサポートしてくれる心強い味方であるIGZO搭載のAQUOS PHONE ZETAについて紹介する。

年末の慌ただしい生活をサポート

忘年会やクリスマス、年越しパーティ、そして年が明ければ初詣、親戚一堂の集まりなど、1年の中でも12月と1月は人と会う機会が格段に増える時期だ。こうした一連の行事に際して、スマートフォンが果たす役割は大きい。例えば写真や動画を撮ったり、それを見せ合ったりといった利用シーンが挙げられる。そのほかLINEやSkypeで友人と連絡をとる、予定が重ならないようにスマートフォンでスケジュールを管理する、知らない飲食店など不案内な土地に行く際のナビゲーションをスマートフォンのマップとGPSに頼る、というような人もいるだろう。

「平日は仕事をしているのでスマートフォンに触る時間が少ない」などという人でも、年末年始のこうした時期は事情が異なるだろう。そんな時に気になるのは、やはりバッテリのもちである。

AQUOS PHONE ZETA SH-02Eは、同シリーズで史上最大となる2,320mAhの大容量電池を搭載する。加えて、AQUOS PHONE ZETAが搭載するIGZOディスプレイは消費電力を従来パネルの1/5~1/10に抑えることができ、バッテリ不満解消の強い味方となっている。

この大容量電池×IGZOディスプレイの組み合わせにより、長時間駆動を実現。「2日もつスマホ」というフレコミだ。長時間駆動を実現したAQUOS PHONE ZETA SH-02Eであれば、「年末年始の慌ただしい時期や、外勤や出張の多いビジネスマンにも安心だ。なお、長時間駆動という観点では、同じく2012年冬モデルのスマートフォン「GALAXY Note II SC-02E」もオススメだ。こちらは、約5.5インチの大型ディスプレイを搭載したモデルで、3,100mAhの大容量バッテリを搭載する。同端末の詳細はマイナビニュースの別稿で確認してほしい

高精度・低消費電力のIGZO

IGZOは、シャープが独自に開発した技術だ。インジウム(In)、ガリウム(Ga)、亜鉛(Zn)、酸素(O)という4つの元素から構成される。頭文字をとってIGZO、と命名された。IGZO搭載ディスプレイでは高精細で明るい表示や、タッチパネルの高精度化、低消費電力化など、さまざまな効果が期待できる。

シャープが独自開発に成功したIGZO技術。CG Silicon、S-CG Siliconといった従来のシステムより消費電力が少なくて済む

IGZOディスプレイでは、トランジスタを小型化することで画素あたりのバックライトの透過率を約1.2倍に拡張した。これにより、液晶はより明るく高精細になった。また、静止画の表示中にはCPUの表示部を停止させ、液晶の振動を最小限にすることができるため、スマートフォンの駆動時間を劇的に伸ばすことが可能となった。2011年冬モデルのSH-01Dと比較すると、連続静止画表示時間は約4.8倍となる約24時間に、連続動画再生時間は約2.8倍となる約11時間に伸びたという(シャープ調べ)。

IGZOにより、ディスプレイは更なる高精細化が可能に(写真左)。また、静止画など画面の更新がないものの表示中には電流を止め、省エネを図ることができる(写真右)

指での操作感が向上するなど、タッチパネルの高性能化も実現。そのほか、AQUOS PHONE ZETAでは液晶周りのベゼル(額縁)を狭くする「Edge to Edge設計」により、大画面でありながら持ちやすい約68mm幅を実現している。

IGZOではタッチパネルの高性能化も実現。指での操作感が向上した

家電連携など豊富な機能が楽しめる

そのほかAQUOS PHONE ZETAでは、紙に書き込むような感覚で細かい文字や繊細なタッチの絵などが書ける「Pen Flow」機能、便利な画面メモ機能の「書(かく)」メモ、システム手帳アプリの「書(かく)」ノートなどをプリインストールする。スケジューラー機能では、カレンダーのスケジュール登録も手書きで行える。絵を書き込んだり色を変えたりと視覚に訴える記述ができるので、年末年始のように予定が込み入った時期でも有用だろう。

また、家電製品との連携機能も強化されている。スマートファミリンクを利用すれば、AQUOS PHONE ZETAを液晶テレビAQUOSやAQUOSブルーレイなどと連携できる。これによりAQUOSブルーレイに録画した番組をスマートフォンで楽しんだり、USBハードディスク対応のAQUOSやAQUOSブルーレイで録画した番組を持ち出し、外出先で楽しむことも可能だ。

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お伝えしてきた通り、AQUOS PHONE ZETA SH-02Eは人気シリーズの特長を継承する高解像度カメラと、IGZOの新技術をもとにした高精細ディスプレイ、低電力化による長時間駆動が魅力の端末となっている。今シーズン新しい端末を購入予定の人は、特に「スマートフォンはバッテリの持ちがなぁ~」と不満を感じているユーザーには、選ぶべきスマホと言えるだろう。

(執筆:大石はるか)