今回はAndroid OSのキャラクターでおなじみの「ドロイド君」をモチーフにしたフィギュア製品を取りあげたい。「アンドロイドミニコレクティブル シリーズ03」として直販サイト「ラナタウン」にて販売されているもので、1セットに16体のドロイド君フィギュアが同梱される。通常価格は13,440円。120セットの限定発売品となる。
同シリーズは、固定キャラクター12種類とシークレット3種類のラインナップからなる。1セットに同梱される16体のドロイド君フィギュアの内訳は、固定キャラ15体(うち3種類が2体ずつ)とシークレットが1体。箱を開けないと中身が分からないので、「どんなフィギュアが同梱されているのかな? 」というドキドキ感を味わえる。本稿では、このうち4箱を開けた模様をレポートする。
こういう製品の場合、時間をかけて1箱ずつ開けていった方が楽しい。そんなわけで、"朝と夜に1箱ずつ開けていく"という独自ルールを制定した。初日の夜。はじめの1箱を手にとった。振ってみるが、何も音はしない。においを嗅いでみても、無臭だった。さて、どんな子が入っているのだろうか。
箱の中からは、銀色の個装に包まれた赤いドロイド君が現れた。これは最もオーソドックスなタイプの「Google(RED)」だった。全てのドロイド君が勢ぞろいした暁には、いわゆるセンターの位置に立つであろう、リーダー的存在な彼である。
フィギュアのサイズは、約75(H)×70(W)×40(D)mm。材質はPVC、PP、ウレタンとなっている。パーツの造作はしっかりとしている印象。ひとりでしっかりと直立できるほか、腕をぐるぐると回すことも可能だった。「これは幸先が良いぞ」と気分を良くし、この日は眠りについた。
そして、あくる朝。目が覚めた時にはすでに、無意識に2つめの箱を手にとっていた。箱を振ってみると、音がするようなしないような。期待が膨らむ。
箱の中には、なんと緑の子どもサイズのドロイド君を内包する、スケルトンなドロイド君が出現した。いや、ここはドロイドさんと言うべきだろう。これは「Google(CLEAR)」だった。中から息子を取り出すと、親子のようなツーショットが実現した。
腹の中に観音を内包する「腹籠り」と呼ばれる仏像が存在することは知っていたが、これは朝から縁起が良い。そんなことを思いながら、取材に出かけるのだった。
夜。仕事を終えて、晩飯も済ませてから3つめの箱にとりかかる。ドロイド君たちに見守られながら個装を開けると、中からは緑色の頭が……。
キャラクターのイラストが書かれているセットリストによると、これは「Andrew Bell(BARISTA BOT)」のようだ。先の2体のデザインはGoogle名義によるものだったが、1セットの中にはこの子のように、アーティスト名義のドロイド君も同梱されているのだ。そんなわけで、エプロンをかけた愛嬌のあるバリスタキャラが仲間に加わった。
明朝も快晴だった。朝日が部屋に差し込む頃には、既に4箱めを手にしていた。というのも、3体のドロイド君たちが「4箱めを早く開けてくれ」と急かしているような気がしたのだ。やれやれ、いま開けてやるからなと口ごもりながら梱包を開けると、中からは赤い頭の子が現れた。
リストによると、「MAD(CRY-ON)」らしい。これまでのお行儀の良いキャラクターたちとは一線を画する、型破りな雰囲気を醸し出している。問題児といったところか。しかし、たまにはこんなドロイド君も良い。
16体で1セットなので、まだ1/4を開けたに過ぎない。リストのイラストを見た感じでは、Google(NEXUS)やSket One(8-BALL HUSTLER)などがシックで可愛らしい印象。何箱めで出てくるだろうか。そして、シークレットにはどんなキャラクターが入っているのか。そちらも、とても気になっている。
個人で購入しても良いし、人へのプレゼントにも最適だ。またパーティなどで、複数人で分けても面白い。限定120セットの販売だが、本稿執筆時点ではまだ「在庫あり」となっている。気になった方は、今すぐにラナのWebサイトで詳細を確認してほしい。
(記事提供: AndroWire編集部)