――「ウェィカッ!!」の中で特に気に入っている部分はどこですか?
石原「私は『がんばっちゃうぜい!』のところで、けっこう頑張りました(笑)。スタッフさんからも、ここで頑張らないとどこで頑張るの? みたいに言われたんですけど、頑張ろうと思って力を入れると、いつもよりも声を張っちゃうので、音が割れちゃうんですよ。なので、普段よりもマイクから離れて歌ったりもしています。あとは、むにゃむにゃとか、ふわーのところは、どうやって眠たさを出そうかって、楽しみながら歌えました」
小倉「『もーーー ベッドバカ!!!』のところは、歌を歌っているのではないぐらいの勢い、テンションでやったのですごい楽しかったです。歌詞の中に『バカ』ってあまり出てこないじゃないですか。でも、『ベッドバカ!!!』という気持ちがすごくよくわかったので、もう全力で『バカ!!!』って言ってます(笑)。あと、AメロとBメロはけっこう自分自身が慌てて、急いでいるのですが、サビでは一歩引いて応援している感じがするのも、ちょっと面白いなって思いました」
――今回のダンスはどのような感じでしょうか?
小倉「曲にピッタリのドタバタ感が表現されています。あと、歌詞の内容を細かく拾っていて、たとえばサビだったら、『四の五の言わずに』というところでは、指で"四"と"五"を表していたりするんですけど、そういった細かい振り付けもすごく可愛いです」
石原「『遅刻は絶対許されない!』のところからは2人でバタバタしているんですけど、朝の混乱している感じが表現されていて、すごく気に入っています。走り回るので息が切れちゃうんですけど、すごく楽しいです(笑)」
――カップリングの「ゆびきりCalendar」はしっとりとしていて……
小倉「久々のバラードです」
――ちょっと大人になったゆいかおりという感じですよね
小倉「そうなんですよ! たぶん、デビューした頃の私たちだったら絶対に歌えない曲だと思います。私たちの心境にピッタリで、歌うときはお互いのことを思って歌っているんですけど、すごく歌いやすかったですし、私たちのことというだけでなく、聴いていただく皆さんへの応援ソングのような感じにもなっています」
――この曲は卒業ソングというわけではないですよね?
石原「卒業ソングではないですね。でも本当にジンとくるような描写が浮かんでくる曲ですよね。誰もがこういった気持ちを持っていると思うのですが、私は特に共感できた曲で、私たちはお互いのことを思って歌っていますが、聴いていただくときは、家族や友だちなど、周りの方々のことを思い浮かべながら聴いていただけたらうれしいです」
――お互いのことということですが、最近お二人で会う機会はありますか?
小倉「最近よく会っているんですよ(笑)」
石原「何かすごく会っていますね。よく一緒にいます!」
小倉「でも、一時期はなかなか会えないこともあって、その時はすごく寂しかったです」
石原「話したいことが溜まっちゃうので、たまに会ったらトーク爆発するよね(笑)」
――「ゆびきりCalendar」で気に入っているところはありますか?
石原「アコースティックギターとストリングスの入り方がすごく好きです。レコーディングの段階ではそこまで完成していなかったので、出来上がりを聴いたときは感動しちゃいました。一瞬音が引いて、アコースティックだけで曲の雰囲気が変わるところがすごく気に入っています。やられちゃいましたね(笑)」