パンテック・ワイヤレス・ジャパンはauの2012年冬モデルのAndroidスマートフォン「VEGA PTL21」(Pantech製)の発売を記念して、同端末を体験できる「さわらないフォンカフェ」を期間限定でオープンする。11月6日にはオープニングイベントが開催され、モデルの鈴木奈々さんが1日店長を勤めた。本稿では同イベントの模様とあわせて、VEGA PTL21の使い勝手をいち早くお届けしたい。
VEGA PTL21は11月2日から全国で発売が開始されたAndroid 4.0搭載スマートフォン。タッチパネルに触らずに受話やメール確認、ブラウザのページ送りなどができる「VEGA Motion」が最大の特長になっている。カフェの名称もその機能にちなんだものだ。さわらないフォンカフェの場所は、渋谷区 宇田川町のロイヤルガーデンカフェ渋谷で、開店期間は11月6日から19日までを予定している。
6日のイベントでは、まず初めにパンテック・ワイヤレス・ジャパン代表取締役の金栄日氏が登壇し挨拶した。同社では、これまで日本市場向けスマートフォンとしてSIRIUSシリーズなどを展開してきた。しかし今後は、VEGAシリーズでブランドイメージの統一をはかっていくという。VEGA PTL21は10代、20代の若い世代をターゲット層に想定している。金氏は「若者がたくさん集まる街、渋谷でカフェをオープンできました。楽しみながら端末に触れていただき、興味をもっていただければ幸いです」と話した。
続いて、同社商品企画担当の下村智紀氏が登壇し、端末の説明を行った。VEGA Motionは、赤外線センサーが手の動きを判断することで端末の操作を行えるというもの。
そのほか、音声を認識して自動でシャッターを切る「Voice Shot」、ポップアップ画面で"ながら操作"ができる「mini Window」など先進の機能を搭載。またカメラ機能としては、8つの撮影効果を用意した「mini Camera」、黒板やホワイトボードなどの文字をきれいに残せる「Cam Note」、写真をアレンジできる「Photo Studio」などの機能が利用できる。
ワンセグ、赤外線通信、おサイフケータイ(FeliCa)、NFC、IPX5/IPX7等級の防水、IP5X等級の防塵などおなじみの機能も標準装備する。Wi-Fiテザリング機能では、最大で10台までの対応機器を同時接続可能。下村氏は「ユーザの皆様のお声を拾いながら、今後も魅力ある製品をつくっていきます」と結んだ。
鈴木奈々さんがVEGA Motionの利便性を強調
続いて、鈴木奈々さんがトークセッションに登場した。鈴木さんはVEGA Motionについて「本当に画期的な機能だと思います。触らないで操作できるって、すごい気持ちが良いです」とアピールした。
さわらないフォンカフェでは、VEGA Motionでプレイできるスロットゲームが用意されている。当たりがでると、ドリンクが1杯無料になるという。また、鈴木さんは好物だという同店の料理を頬張った後で、「食事中に両手が汚れていても受話できます」とVEGA Motionの利便性を強調していた。
最後に、鈴木さんは「はじめてこんな便利なスマートフォンに出会いました。ネイルをしている途中でも、入浴中でも、冬に手袋をしているときでも電話に出られるので、すごくありがたいです。感動しました」と満面の笑顔でコメントした。
VEGA PTL21の使い勝手を紹介
VEGA PTL21は、約4.3インチHD TFT液晶を搭載したスマートフォン。プロセッサには1.5GHzのデュアルコアCPU「MSM8960」(クアルコム製)を採用し、通信面では受信最大75Mpsの「4G LTE」に対応する。カラーバリエーションはプレシャスホワイト、リュクスブラックの2色で展開する。
目玉機能となるVEGA Motionは、前述の通り、手の動きで端末を操作できる機能。電話・メール・ブラウザ・ワンセグ・カレンダー・ギャラリーなど、様々な機能をジェスチャー操作することができる。端末本体が防水に対応しているので、例えば入浴中に音楽や動画を楽しみつつジェスチャー操作をするということも可能だ。日常生活のあらゆるシーンで重宝することだろう。
なお、VEGA MotionなどVEGA PTL21の搭載機能の詳細は、特設Webサイト「さわらないフォンスペシャルサイト」やYouTube上のWeb限定ムービーでもチェック可能だ。興味のある方はぜひ一読いただきたい。