――続いて3曲目の「Fragile Crazy」はラップ調の曲になっています
松永「私、ラップがめっちゃ好きなんですよ」
――ロックとラップはどちらが好きですか?
松永「ロックのほうが好きです(笑)。でも、ラップって歌っているだけで楽しくなるじゃないですか」
石原「まほちゆはラップがすごく上手だよね」
松永「本当? 超うれしい(笑)。この曲はいかにセクシーに歌うかがポイントになると思っていて、キャリーさん(石原)には、『Oh, really?』のところを褒めてもらったんですけど……」
石原「渾身のセクシーさなんですよ(笑)」
松永「渾身の『Oh, really?』だったんですけど、結局使ってもらえなくて……」
能登「そこは唯ちゃんのパートになってるよね(笑)」
松永「何で使われていないかは自分でもわかるんですよ。たぶんStylipS向きの『Oh Really?』じゃなかったんです」
能登「真穂ワールド全開だよね(笑)」
松永「ちょっとセクシー過ぎたんです。でも、ここから来ますよ。『だって素直な』から『lover』のところまで、セクシーの波が!」
能登「『演じてるだけなのよ』のところまで来てるよ(笑)」
松永「ここもキャリーさんに褒められました」
石原「いや、本当に似合うなって思って。こんなに似合う子はいないです(笑)」
能登「本当に人が変わった感じだよね、この曲だけ」
石原「新たな一面を見たっていうぐらい、本当に生き生きと歌っているんですよ」
能登「本当にノリノリで歌っているのでビックリしました。私はけっこう緊張しながらだったんですけど、本当に自信満々で(笑)」
松永「そんなに自信満々でした?」
小倉「私は全然ダメダメでした」
――小倉さんは以前、ラップの曲を歌ってましたよね?
小倉「そうなんですけど、本当に緊張して、ビクビクしすぎちゃって……。スタッフさんから、『もう少し、自信を持とう』って言われちゃいました(笑)」
――松永さんだけ、1人余裕な感じですか?
松永「余裕ではないですけど、すっごく練習しましたね。この曲のために、ラップの曲を集めて、上手い人の韻の踏み方とかをチェックしました。韻の踏み方がカッコ悪くなると、音楽好きとして、歌い手として、自分で自分が許せなくなるんですよ。あと、英語歌詞のところも頑張りました。ラップの上手い方って、日本語なのに英語っぽく歌ったりするじゃないですか。だからなおさら英語の歌詞だったら、ちゃんと英語っぽく聴こえるように韻を踏めなきゃいけないじゃないですか。なので、何度も練習したんですよ」
――能登さんはいかがですか?
能登「自分の中ではすごく挑戦の曲だったと思います。どちらかというと、クールな曲よりもキュートな曲のほうが、自分としては入りやすいので、『Fragile Crazy』のようなクールで、色っぽい曲はけっこう大変だったんですけど、自分の中にない色気を一生懸命に出しながら、頑張って歌いました。ただ、レコーディング自体はすごく楽しんでできました。歌えば歌うだけドンドンと、少しずつなんですけど自分のものにできているなっていう実感もあったので。あと、苦手なんですけど、英語も頑張りました(笑)」
――小倉さんは緊張したとおっしゃっていましたが
小倉「『Fragile Crazy』は正直なところ、私には合わない曲だと思うんですよ、イメージ的に。なので、すごく不安で、レコーディングのときもいつも以上に緊張しました。何回も歌わせていただいて、結果的には上手くまとめられたのですが、私の声のパートが使われなかったらどうしようって思いながら、不安な日々を過ごしていました(笑)」
石原「でも、まほちゆを押しのけての『Oh really?』だよ(笑)」
小倉「セクシー担当を押しのけての『Oh really?』だったので良かったと思います(笑)」