海外での活動について
――最近angelaのお2人は海外でもご活躍ですが、海外はいかがですか?
atsuko「海外はすごく楽しいです!(笑)」
KATSU「僕も楽しいですよ。海外に行くと、日本のアニメの底力といいますか、持っているパワーのスゴさ、ほかの国の人たちが真似できない力といったものをまざまざと感じさせられますね。日本のアニソン歌手が海外に行き始めてから、まだそれほど歴史は長くないじゃないですか。水木一郎さんをはじめとする諸先輩方が切り開いてくれている道を、われわれの世代は地固めしながらついていっているところなので、比較的楽しいんですよ。でもやはり、先頭に立っているアニキたちは大変なんだろうなって思います」
――日本のファンと海外のファンで反応などに違いは感じますか?
KATSU「あまり違いは感じないですね」
atsuko「そう?」
――atsukoさんは違いを感じますか?
atsuko「日本でも地域によって違ったりもしますね。東京の方はイベントに慣れているのですが、あまり我々が行かない場所だと、すごく皆さんシャイで、握手会のときなどは、『もっと話しかけてもいいのに』って思うことがあります。そういった点では、海外の方だと、『本当に来てくれてありがとう』みたいなことを熱く語ってくださるんですよ。こちらこそ『呼んでいただいてありがとう』なんですけど(笑)」
KATSU「国によっての文化の違いというのはやはりありますね。たとえばアメリカだったら、握手会がなぜかハグ会になったりしますし(笑)」
atsuko「同じ海外でも、アメリカとアジアで、お客さんの空気感が違ったりします。アメリカだと、大人しめのバラードや、日本のお客さんが静かに聴くような落ちサビの部分でも大きく盛り上がったりするんですよ。そのあたりのギャップも面白いですね」
7月からは全国ツアーへ
――海外での活動にも注目したいところですが、アルバムがリリースされた後には、日本でもツアーが行われます
atsuko「アルバムを出してのツアーということで、アルバムの曲を中心に、代表曲やしばらく歌っていないような曲を混ぜつつ、各会場ごとにセットリストを変えていこうと思っています」
――今回も会場ごとにセットリストを変えるのですか?
atsuko「会場ごとに変えるんですよ、なぜか(笑)。演者としてはけっこうプレッシャーがかかるのですが……。今回のツアーはライブハウスを周るので、やはり音楽中心のライブになります」
――ちなみに今回のライブでも"反省会"の模様は配信されるのですか? (※前回のツアーでは、ライブ後の反省会の模様がファンクラブ会員限定で配信された)
KATSU「どうしましょうね。あれはあれで面白かったんですけど……」
atsuko「KATSUが大変になるんですよ」
KATSU「ライブが終わって、打ち上げの会場で反省会が始まり、打ち上げが終わったら部屋に帰って、僕1人で1時間かけて編集してアップするということになりますからね。ただ、テンプレートのようなものができているので、そこにはめ込むだけ、みたいな感じで、それほど大変というわけではありません」
atsuko「今は技術も発達しているので、Ustreamで生配信とかもできますよね。生だと言ってしまった言葉が取り消せないので怖いのですが(笑)」
KATSU「Ustreamは面白そうですね」
atsuko「やっぱり生は怖いよ。すごく言葉を選ばなきゃいけなくなりますし、絶対に生だと、言ってはいけないことを言ってしまう人がいると思います(笑)」
――そのあたりがどうなるかは今後のお楽しみというところですが、ライブに向けての準備などはいかがですか?
atsuko「やはり体力づくりが重要ですね。最近はライブといっても、イベントで2、3曲を歌うとか、年末の大きなものを1回やるぐらいだったのですが、今回みたいに連日、あるいは1日おきで2時間30分のライブを続けていくためには、体力をちゃんとつけておかないといけないんですよ。始まってしまったら、あとは進むしかないので、今のうちから体力を付けておきたいと思っています」