メインキャスト陣が語るTVアニメ『ロウきゅーぶ!』の魅力
今回の取材には、湊智花役の花澤香菜、三沢真帆役の井口裕香、永塚紗季役の日笠陽子、香椎愛莉役の日高里菜、袴田ひなた役の小倉唯といった、ユニット「RO-KYU-BU!」のメンバーに加え、長谷川昴役の梶裕貴、篁美星役の伊藤静が参加。自らが演じるキャラクターの役どころや作品の魅力などを語ってくれている。
――まずはご自身が演じているキャラクターについて教えてください
花澤香菜「湊智花役の花澤香菜です。智花ちゃんは、バスケに対する想いが人一倍強い女の子で、バスケ部を引っ張っていっている存在です。普段はすごく大人しい感じですが、バスケをやるとちょっと気の強い部分も出てきたりもします」
梶裕貴「長谷川昴役の梶裕貴です。昴はバスケが大好きな高校生男子です。とある事件により、ちょっとバスケができない状況になるのですが、そこで智花たちと出会って、昴自身もバスケに対する想いをあらためて考え直していく、すごく心の優しい青年です」
井口裕香「三沢真帆役の井口裕香です。真帆はとにかく元気で、騒がしい、本当にエネルギーの塊のような女の子です。ムードメーカーでもありつつ、トラブルメーカーでもある子なのかな、なんて思っています。5人の中で一番騒がしく、常にアドリブなどを入れながら演じている、笑顔のまぶしい女の子です」
日笠陽子「永塚紗季役の日笠陽子です。紗季は5人の中では一番冷静な委員長タイプで、一番クールな女の子です。バスケに対する情熱もすごくあるのですが、練習は理論派で、一番上手い人の真似からはじめてみたり、分析してみたりと、けっこう頭のいい子です。でも、小学生らしい部分もあって、恋バナにすごくテンションが上がったり、真帆とケンカをしたりする、そんな一面も持っている可愛い女の子です」
日高里菜「香椎愛莉役の日高里菜です。愛莉は5人の中で、外見的に言うと一番身長が高く、その長身をコンプレックスに思っている女の子です。5人の中で一番おどおどしていて、泣き虫さんなのですが、素直で、すごい努力屋さんな女の子だと感じています」
小倉唯「袴田ひなた役の小倉唯です。ひなたはすごくおっとりとしたマイペースで天然な女の子です。5人でいるときも一番ふわふわしていて、すごく天然で、バスケをするときもその天然さが出ていて、なかなか上手くプレイすることができなかったりもするのですが、すごく一生懸命で、純粋な可愛い女の子です」
伊藤静「篁美星役の伊藤静です。美星は、この女バスのコーチをしております。ぱっと見は先生っぽくない外見で、適当な感じと言いますか、雑な感じもするのですが、中身はとっても生徒想いで、甥の昴想いなところがあり、バスケができなくなってくすぶっている昴に愛の手を差し伸べる、とっても優しい女性です」
――『ロウきゅーぶ!』という作品の観どころや印象を教えてください
花澤「とにかく熱いスポーツ物で、スポコンな印象を受けました。絵を見ると、小学生5人が、キャッキャウフフしているのではないかと思うのですが、一番はやはりバスケに向かってみんなで頑張るというところがありまして、そのあたりがけっこう熱く描かれているので、ぜひそこを観てほしいです」
梶「正直、最初に見たときは"萌え萌え"だって思ったのですが、原作を読ませていただくと、本当に熱いバスケのお話で、試合なども含め、小学生たちが頑張って、問題に直面して解決していく様がすごく共感できて、昴の気持ちがよくわかるなと思いながら演じています。なので、すごく熱いスポコンアニメでもあるのですが、それと同時に、急にメイド服やら、まさかの裸エプロンなどもありますから(笑)、どちらも楽しめるいい作品だと思います」
井口「皆さんのおっしゃるとおり、バスケが熱いのですが、そのほかで挙げるとすれば、もっかん(智花)とすばるん(昴)をはじめとする淡い恋心ですね。メンバーみんなも何となく昴に憧れの心は持っていて、まだ恋心までは全然いっていないんですけど、どんどん回を重ねていくごとに、甘酸っぱいと言いますか、もじもじするようなシーンが何回もあって、そこでもっかんが「ふえ?」ってなるシーンがすごく可愛いなって思いながらアフレコをしています」
日笠「恋模様もありますが、でも一番はやっぱりバスケットをみんな真剣にやっているところなんですよね。可愛い女の子たちというイメージがあると思うのですが、意外や意外、毎回ちゃんとバスケをして、練習をして、そして試合をして、ピンチもあるんだけど、それをみんなで乗り越えていく。そして、乗り越えることによって、5人の絆が深まり、昴や美星さんたちとも一つのチームになっていく姿が一番の観どころだと思います」
日高「私も原作を読ませていただいたのですが、最初に表紙を見たときのキャラクターの絵の印象とは全然ちがった、熱いスポコンの作品でした。バスケを全然やったことがない初心者の女の子も何人かいるのですが、その子たちが少しずつ上達していったり、私が演じる愛莉で言うと、なかなか自分の気持ちを言えなかったり、踏み切る力がなかったりするのですが、すばるんとか周りの仲間たちに支えられて、少しずつ成長していったりしますので、そういったところも観ていただけたらいいなと思います」
小倉「小学生の女の子5人のキャラが一人ひとりすごく個性豊かで、本当に観ていて楽しくて、そしてその個性が実際にバスケをする中でもプレイに現れていたりしますので、そういうところも観ていて楽しめるのではないかと思っています」
伊藤「アフレコのときに映像を観ていると、バスケのシーンとかがすごく丁寧に、本格的に描かれていて、ぱっと見、萌えな感じに見えますが、バスケシーンは本当にカッコよく描かれていると思います。バスケをやっている人が見ても納得の映像で、私自身もバスケをやっていたのですが、すごいカッコいいなと思っておりますので、ストーリーももちろんですが、そういったシーンにも注目してもらえたらなと思います」