60分、90分待ちは当たりまえ、アトラクションに乗るのもキャラクターと一緒に写真を撮るのも長蛇の列。おみやげ抱えてヘトヘトで、帰りの電車が「夢の国」……嗚呼! はっきりいってそんな印象でした、ディズニーランド。人ごみと行列が不得手なため、この十余年ほど「ディズニーリゾート」については遠目に眺めるだけ、という状況だった三十代独女のワタクシ。が! 今回、足を踏み入れたのは、今年開園5周年を迎えた「香港ディズニーランド」だったのですー。
香港ディズニーランドのシンボルは「眠れる森の美女の城」
空港からタクシーで約15分、香港市内へも地下鉄で25分、香港国際空港と香港市内のちょうど中間である、ランタオ島に位置している香港ディズニーランドは 2005年に誕生。世界でもっとも新しいディズニー・リゾートということで、日本のディズニーランドには無いアトラクションもあるんだとか。魔法使いに扮したミッキーがティンカー・ベルの助けを借りて、リゾート全体に魔法の妖精の粉を振りかける「Celebration in the Air(セレブレーション・イン・ザ・エア)」をテーマにお祝いムード満点の、香港ディズニーランドにいざ出陣!
と、その前に、パーク入り口を抜けた左手にある「シティホール」へ。ここはショータイムやパレードへの問い合わせをはじめ、レストランの予約もできる総合案内所で「日本語ガイドブック」を手に入れることができる、唯一の場所でもあるわけよ。
ふむふむ。ガイドブックを見る限りでは、日本のディズニーランドと比べるとこじんまりしていて回りやすそう。そして見渡すと、あら、なんだか人の数も少なそう……(平日だしね)よし、まずは「アドベンチャーランド」を目指してみることにしよう。
迫力満点! 日本未上陸のアトラクション&ショー
アドベンチャーランドにある「フェスティバル・オブ・ザ・ライオン・キング」は、ディズニー映画『ライオン・キング』をテーマにしたショー形式のアトラクション。これは未だ日本のディズニーランドには無いらしい。円形のステージをぐるりと囲むように客席がありまして、360度どこからでも楽しめるつくりになっている。
さて、ミュージカルが始まるや否や、躍動感あふれるダンサーが歌ったり踊ったり炎を回したり……とにかく迫力満点! 本格的なミュージカルを、間近で味わえるアトラクションだった。
アドベンチャーランドの次は、おとぎ話の世界ファンタジーランドへ。隣のエリアだけれど、東京にくらべると面積的に移動も楽ちんでうれしいな。