万有引力理論で有名なアイザック・ニュートンは多くの名言も残している。Dumb Little Manというサイトに「ニュートンから学ぶ5つの驚くべき教訓(原題: 5 Amazing Lessons from Sir Isaac Newton)」という記事があったので、これを紹介してみたい。
1. 根気よく考える
私が社会のためになることをしたとすれば、忍耐強い思考のおかげだ
20世紀最大の科学者であるアインシュタインも「私は頭がいいのではない。ただ少し長く問題に取り組んだだけだ」という言葉を残している。忙しい日々の中にあっても「考える時間」を意識的に作ることが重要なのがわかる。
2. 話すときは言葉を選ぶ
如才のなさとは敵を作らずに自分を主張することである
聖書に「柔らかな応答は憤りを静めるが、きつい言葉は怒りを引き起こす」「時宜にかなって語られる言葉は、銀の彫り物にはめた金のりんごのようだ」とある。そう、言い方ひとつで相手に与える印象は変わるのだ。
3. 橋をかける
私たちは多くの壁を立てているが、十分な橋をかけていない
コーチングの大家アンソニー・ロビンズは「人生の質とは人間関係の質である」と言った。「人が孤独に感じるのは橋の代わりに壁を立てているからだ」という名言もある。人間関係はやはり重要だ。
4. 知識を追い求める
私が遠くを見ることができたのは、巨人たちの肩に乗っていたからだ
巨人たちとは先人たちのこと。「車輪を再発明する必要はない」と言う言葉もある。すでにあるものの上に新たに積み上げることが我々の使命だ。まずは先人が作り出した知識を知ることから始めよう。"創造性は十分な知識を持つ人だけが発揮できる"と『これからの思考の教科書』にも書いてあった。
5. 真理を追究する
人間は事実に反することを想像してもよいが、事実しか理解できない。事実に反することを理解したとしたも、その理解は間違っている
この名言、なんのこっちゃという日本語訳になってしまったが、要は正しい真実を追求しなさい、偽りの真実を追求してはいけない、ということらしい。「真実は重いので誰も運びたいとは思わない」という言葉もある。「魂が真実により大きくなったら、元の大きさには決して戻らない」とパスカルも言っているそうだ。
以上、どれもビジネス書に書かれていそうな内容だが、偉大な科学者であるニュートンの言葉と聞くと、シンプルなフレーズにも重みを感じてしまうから不思議だ。ひとつでも日々の生活に取り入れていきたいものである。