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新型MacBook Airの発売が開始された。もっとも廉価なモデルは11インチの88,800円。従来のMacBook Airの価格帯と比較すると信じられないプライスダウンだ。評判は上々で、これからのMacBookの流れを見ていくうえでキーポイントとなる製品になりそうだ。
最廉価のMacBook AirのディスクはSSDで64GBとなっている。初代のMacBook AirはATAのディスクが80GB、SSDで64GBだった。2008年後期から2009年中期のモデルではATAで120GB、SSDで128GBとなっている。使っていくと分かるが、64GBや80GBというのはかなり心もとない容量といえる。iPhoneやiPod、iPadとデータを同期し、お気に入りのアプリケーションをインストールし、好きなアーティストの音楽をまとめたり、写真を整理していればすぐに埋まってしまう容量だ。
かといってMacBook Airはそう簡単にはディスクの増設はできない。ディスク容量が足りなくなっても、なんとかしてその中でやりくりする必要がある。一番効果的なのは使っていないアプリケーションや不要なデータを削除することだが、それでも容量が足りないときもある。この場合、キャッシュのクリアやログの削除などでもうちょっとばかりあがくことができる。そんな時に利用できるツールを次に紹介する。
1. Yasu - Yet Another System Utility
シンプルで扱いやすいツールにYasuがある。キャッシュのクリアやログの削除などを実施可能で、多少のディスク空き容量の確保に貢献する。定時に実行する処理を明示的にその場で実施したり、システムパーミッションのリセットなども実施でき、システム保守ツールとしても活用できる。
2. OnyX
おそらくこの手のツールでもっとも有名なもののひとつがOnyXだ。Yasuと同じような機能を提供しているほか、Mac OS Xの設定を変更するためのさまざまな機能を提供している。エフェクトや設定の調整、不要な機能の停止などを実施して特定の目的のためにシステムをチューニングしたい場合にも利用できる。どうしてもディスク容量を増やしたい場合にはOnyXも活用候補となる。
YasuやOnyXはシステムの設定を変更することになるため、その利用には十分に注意しておきたい。こうしたツールはそれなりにシステムの中身が解っているユーザ向けのもので、初心者向けのツールとはいえない。このため、これらツールがどういった処理を行っているのかよくわかっていない場合には、この手のツールは使わない方がいい。