ダイソンは1日、ドッグオーナーのために開発した「カーボンファイバーDC26 モーターヘッドペットケア」、オンラインストア限定アクセサリー「ペットグルーミングツール」を発表。同日より、ダイソンオンラインストアにて先行発売を開始した。なお、カーボンファイバーDC26 モーターヘッドペットケアは11月初旬より全国の家電量販店で販売を開始する。
今回発表されたカーボンファイバーDC26 モーターヘッドペットケアは、従来のカーペット用の赤いナイロンブラシに加え、静電気の発生を抑えるカーボンファイバーブラシをらせん状に配置したヘッドを備える「カーボンファイバーDC26」シリーズの新モデル。カーボンファイバー DC26モーターヘッドコンプリート(8万9,800円)に、延長ホース(2,625円)とペットグルーミングツール(7,350円)を同梱した愛犬家に向けた商品だ。
ダイソンオンラインストアでの価格は9万4,800円となり、カーボンファイバー DC26モーターヘッドコンプリートに、延長ホースとダイソンペットグルーミングツールをオプションで購入した場合と比べ、リーズナブルな価格設定となっている。
A4サイズの小型サイクロン式クリーナー「DC26」の後継モデルとして、9月6日に発売された「カーボンファイバーDC26 モーターヘッドコンプリート」 |
新モデルは、「カーボンファイバーDC26 モーターヘッドコンプリート」の機能を継承しつつ、愛犬家向けツールを用意したモデル。ボディカラーはバイオレット |
新開発のペットグルーミングツールには、愛犬の抜け毛や古い皮膚角質を取り除くステンレススチール製のスリッカーブラシを採用。ブラシの長さと吸い込む空気の流れはトリガーを親指で押すことで操作可能となっており、トリガーを押したままグルーミングを行い、トリガーから指を離すと、ブラシが引っ込みブラシに絡まった抜け毛が掃除機に吸い込まれる。
出願中の約20の特許技術が採用されているダイソンのペットグルーミングツール(2010年8月現在)。スリッカーブラシの針部分は、使用時以外露出することがないため安全に保管できる |
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ブラシに絡まった抜け毛は掃除機に吸い込まれるのでお手入れも簡単だ。中央に用意された吸引口のほか、トリガーを押した状態でできる上部の隙間(左)からも吸引可能 |
なおペットグルーミングツールは、ダイソンカーボンファイバーDC26、DC26、DC24、DC22タービンヘッド、DC12に対応可能となっている(DC31、DC22モーターヘッド、DC16は適用外)。
ドッグオーナーの"頭痛の種"を解消
ダイソンでは現在、イギリス、アジアにおけるエンジニアの大幅な増員を進めており、「今回のグルーミングツールのようなイノベイティブかつ問題解決につながる製品をより多く開発できるようになりました」と話すのは、ダイソン シニアデザインエンジニアのマーティン・ピーク氏。新モデル開発のためには、エンジニア自らが数ヶ月間にわたり、より現実的な効果を学ぶためにトリミングサロン、専門家、犬とそのオーナー家庭を訪問して調査したのだという。
須﨑大氏とピーク氏も実際に新モデルを使用してグルーミングを実践。「掃除機の音が苦手な犬も多いですが、掃除機よりも大きい音はたくさんありますよね。犬とコミュニケーションをとりながら、このくらいの音には慣れさせてあげてみては」(須﨑氏) |
日本では、全国5,200万世帯の約20%(約960万世帯)がドッグオーナー。中でも、およそ80%(約770万世帯)は室内で飼育しており、抜け毛の問題は頭痛の種となっている。DOGSHIP INC.代表のヒューマン・ドッグ トレーナー須﨑大氏は「愛犬を公園やマンションの共有スペースでブラッシングするのはNG。どこでするかと言えば、やはり自宅ということになる」と説明。「ダイソンのペットグルーミングツールを使えば、飼い主の方にとっても、どのくらい毛が吸い込めたのかを確認することでグルーミングがより楽しくなるはず」と話していた。
新モデルでは「トリガーから指を離すとブラシに絡まった毛が吸い込まれる仕組みです」(須﨑氏) |
伸縮性のある延長ホースは「手首の自由度が高いので便利ですね」と須﨑氏。音に敏感な愛犬には、延長ホースを長く伸ばすことで掃除機を犬から離して使用するのも効果的 |
なお、新モデルは日本にて先行発売。11月にイギリス、来年1月にアメリカで発売される予定となっている。