大手牛丼チェーン店の低価格競争が激化するなど"外ごはん"は、デフレ傾向にあります。一方、野菜はここのところ値上がりぎみ。そのほかの食材も、一部、激安スーパーを除いては、目立った安値商品は見当たりません。となると、つい"おうちごはん"を放棄して、"外ごはん"の誘惑に負けそうになります。

そこで、最近、食費節約の達人たちが注目しているのが、食料品を賞品とする懸賞です。時は春。新年度のスタート時期です。懸賞を主催するメーカーの多くが、この時期に新商品を発売し、それに伴い「春の懸賞キャンペーン」を大々的に展開しています。懸賞で食料品をゲットするには、まさにグッドタイミングというわけです。

「そうは言っても、懸賞なんて当たらないし……」とあきらめていけません。当てるには、それなりのコツがあるのです。今回の「おうちごはん」で節約シリーズは、そのコツをご紹介しましょう。

【おうちごはんを応援する懸賞テク1】スーパーとメーカーのタイアップ懸賞を狙え!

まずは、懸賞初心者さんのために懸賞のイロハの「イ」、オープン懸賞とクローズド懸賞の違いについて簡単に説明します。

「オープン懸賞」とは、懸賞主催者のメーカーの商品を購入するなどの条件がなく、誰でも応募できるもの。それに対して、「クローズド懸賞」とは、商品についている応募券やバーコード、シリアルナンバーなどを取得することが、応募の前提条件になるもの。手間がかかる分、ライバルはオープン懸賞より少ないとされています。

ならば、狙うなら、クローズド!……といきたいところですが、クローズド懸賞には毎年恒例になっているものが少なくなく、いわゆるケーマー(懸賞マニア)の人たちは、事前にコツコツと対象商品を購入して、バーコードなどをストックしているケースが多数。懸賞キャンペーン開始と同時に応募するので、新規参入者は、勝ち目薄です。

そこで、オススメしたいのが、クローズド懸賞の中でもメーカーとスーパーがタイアップしているもの。これは、指定されたスーパーで対象商品を含む決まった金額以上の買い物をすることが応募条件となり、そのレシートを添付して応募するもの。これなら、懸賞ビギナーでも、ケーマーと互角に勝負できるというわけです。

応募する際のコツは

  1. 対象商品がレシートの1番最初に印字されるようにする。
  2. 抽選者が確認しやすいように、対象商品と金額にアンダーラインを引く。
  3. 主催者メーカーのライバル会社の商品を買う場合は、同じレシートに印字されないように、会計を分ける。
  4. 感熱紙のレシートをセロハンテープで貼ると、印字が消えることがあるのでの注意。

【おうちごはんを応援する懸賞テク2】必要事項の記入漏れがないことが当選への第1歩

抽選する側は、厳正なる抽選を期することはもちろんですが、それと同時に、賞品が無事、当選者の元に届くことを考慮して当選者を決定します。そのためには、必要事項漏れがないことが、大前提。当たり前のようですが、「意外と多い」と抽選者の嘆く声も。

  1. 名前にはふりがなをふる。
  2. 住所は都道府県名から書く。読みにくい地名には、やはりふりがなを。
  3. 郵便番号と日中、連絡のつきやすい電話番号、また連絡がつきやすい時間帯を書くとなおよし。

ハガキにイラストを描いたり、シールやスタンプでデコレーションするよりも、必要事項を読みやすく書くことの方が重要。一時期、デコハガキがはやりましたが、今は「デコっても当落には、あまり影響なし」とする声多数です。

おうちごはんを応援する懸賞テク3 懸賞情報はネットでゲットする

今の時代、いち早く情報を得るなら、やはりネットです。楽天やヤフーの懸賞サイトもオススメですが、懸賞達人のブログのチェックが、最近の傾向です。

1.オススメ懸賞サイト

ガバちゃんのブログ

小島かつらさんのブログ

にほんブログ村懸賞・プレゼント

2.メーカーのメルマガをチェック

ネット応募の場合「メルマガの送付OK」をチェックする項目があります。頻繁に送られくると面倒と思うかもしれませんが、メルマガには、その企業が主催する最新の懸賞情報がアップされているので、とりあえず「OK」にするのが得策。必要ないと思ったら、あとで「送信停止」にしましょう。また、メルマガには「先着○○名にプレゼント」など早いもの勝ちの全員プレゼント情報などもあるので要チェックです。

3.「2010 牛肉 懸賞キャンペーン」と入力して食品系懸賞をチェック!

「牛肉」を「米」「野菜」などにしてもOK。商品パッケージに懸賞情報を印刷したり、応募専用ハガキを作成している懸賞は、それだけ告知が行き届いているので、競争率もアップ。ネットでしか告知されていない"穴場"的懸賞情報が入手できる可能性ありです。

デフレ化する"外ごはん"に対抗するために、ぜひ、「懸賞で食料品をお得にゲットしよう!」にトライしてみてください。

■「おうちごはん」で節約シリーズ・バックナンバー