「CEATEC JAPAN 2009」のゼンリンブースでは、携帯電話やiPhone上でカーナビが利用できる「いつもNAVI」を中心に展示されている。また、同社が地図データを提供している自転車用ナビゲーションデバイス「GARMIN Edge705」なども展示されている。
携帯やスマートフォンが低価格でカーナビに
「いつもNAVI」は、ゼンリンの子会社であるゼンリンデータコムが提供するナビゲーションサービス。現在地・周辺施設などの検索、目的地までのルート検索ができ、電車の乗り換え案内など細かい情報が得られる。ルート検索では交通手段を電車、徒歩、車から選べ、カーナビのような道案内が可能となっている。音声ガイドも標準装備し、「確実に目的地まで案内する」(ゼンリン)。ソフトバンクモバイル、KDDI(au)、NTTドコモの携帯電話に対応している。
また、iPhoneやスマートフォン向けにも、アプリケーションとして同様のサービスを提供。「通常のカーナビゲーションに比べて、低価格でカーナビを利用できるのが最大の特徴」(ブース担当者)となっている。
ブースでは、ゼンリンが地図データを提供している自転車用ナビゲーションデバイス「GARMIN Edge705」も展示。「通常のナビゲーションサービスから車に対する規制情報などを除外した地図情報を提供している」(同)という。
また、高精細な3D地図を携帯電話に表示する「3D地図ビューアー」も展示している。NTTドコモが新規技術を行うための実証実験用として開発したアプリケーションで、サーバ側で3D画像計算処理を行うことで、高精彩な3D地図をリアルタイムに携帯電話に表示することが可能となっている。「今後、さらなる機能向上を目指し、さまざまなサービスへの応用が期待される」としている。