――今回のCDは2曲とも制作陣がすごく豪華な顔ぶれになっていますね
「本当にすごいんですよね。ありがたいなって思いました。ただ今回に限らず、これまでからも、本当にすばらしい方々に曲を作っていただいているので、私は恵まれているなって、あらためて感じました。なので、自分でもさまざまなハードルを越えられるように努力していきたいと思っています」
――いろいろな方が作った曲を歌うことは大きな刺激になりますか?
「やはり、いろいろなタイプの歌を歌ってみたいという気持ちがあるんですよ。実際、自分が本当にやりたい音楽というものを探しているところでもあるんですね。いろいろなタイプの曲に挑戦して、最終的に一番やりたい音楽を見つけていけたらいいなと思っています」
――現在まだ定まっていないということですね
「そうですね。いずれは作詞にも挑戦したいと思っているんですよ。これまでも自分の考え方に近い詞を書いていただいてはいたのですが、やはり自分の歌は自分で書いたほうが、もっとストレートに気持ちを伝えることができるのではないかと思うんですよ。なので、近いうちにぜひ挑戦したいと思っています」
――作曲はいかがですか?
「作曲もやりたいんですけど、どうやってやればいいのかがわからなくて(笑)。どうやってやるんですかね?」
――とりあえず鼻歌で作って、それをもとにするという方もたくさんいらっしゃいますよ
「鼻歌でいいんですか? 本当にできることなら作曲もしたいと思っているんですよ。絶対に違ってくると思うんですよね。いずれは作詞も作曲もできるようになりたいです」
――TVアニメ『タユタマ』では、アーティストとしてのみの参加で、声優としては出演なさっていませんが、そこに寂しさのようなものはありますか?
「それはないですね。やはり声優ですから出演したいという気持ちもありますが、それ以上に、歌手として起用していただけたということのほうが、自分にとっては大きかったです。私は、声優になりたいという気持ちと同じくらいに、歌手になりたいという気持ちも大きかったので、お話を聞いたときは本当に感動しました」
――今後、声優から歌手へとウエイトを移していくということはありますか?
「それもまったくないですね。声優は声優として、歌手は歌手として、どちらも頑張っていきたいと思っています。そういった意味でも、歌手としても認められたということが本当にうれしかったです。最近では、歌でファンになりましたというファンの方も増えてきているんですよ。ありがたいですね」
――4月に発売されたPSP『Remember11-the age of infinity-』でも、オープンニングとエンディングテーマを担当なさっていますが、こちらの楽曲についても教えていただけますか?
「オープニングテーマの『宇宙のステンシル』は、初めて志倉千代丸さんに書いていただきました。ダンスミュージックというか、ロックテイストでノリノリのカッコいい曲になっています。これまでに歌ったことがないタイプの曲ですね」
――志倉さんの楽曲が初めてというのはちょっと意外です
「今回が本当に初めてなんですよ。すごく難しいのですが、やっぱりサウンドはカッコよくて、歌えて本当にうれしかったです。私、千代丸さんの曲ってけっこうアイドルソングというイメージがあったので、可愛い曲がくるのかなって思っていたら、意外とアーティストさんぽい曲だったので、ちょっとビックリしました。とにかくカッコいい曲で、絶対にライブでの盛り上がると思うんですよ。なので、振り付けなどもガンガンに入れて、早くステージで披露したい曲ですね」
――エンディングテーマは「キズナノ唄」と同じ、大島こうすけさんと前田たかひろさんのコンビですね
「『キレナイナイフ』というバラードなのですが、本当にシングルにしたいと思ったぐらい、すばらしい曲になっています。この曲があったので、今回の『キズナノ唄』をお願いしたという経緯もあります。『キレナイナイフ』はすごく大人の曲で、意外とこんな歌も歌えるんだっていう発見をくれた曲でもありますね。ただ、ファンの方から、『ゲームでなかなかエンディングにたどり着かない』というお話を聞きまして……。ちゃんと聴いてもらえていないんですよ(笑)。この『キレナイナイフ』と『宇宙のステンシル』は、自分の心境が大きく変化した曲なんですよ。7月にはこの2曲も収録されたinfinityシリーズのボーカルアルバムがリリースされますので、ぜひ聴いていただいて、今までとはちがう私の新しい一面を感じてもらえるとうれしいです」
――今回、さまざまなタイプの曲に挑戦なさっていますが、宮崎羽衣が次に目指すのは、どういった方向でしょうか?
「私、ちょっと懐かしい感じの歌が好きなんですよ。最近テレビなどで、70~80年代テイストの曲が流れるのを観ると、本当にいい曲が多いなって思います。メロディももちろんですが、やはり歌詞がいいんですよね。なので最近は、聴かせるような歌を歌いたいという気持ちが強くなっています。以前はライブでのノリ重視がメインだったところもあったのですが、実際にファンの方にアンケートを採ると、実は聴かせる歌のほうに人気があったりもするんですね。なので、そういう曲も大事にしていきたいなって思っています。もちろんノリ重視の曲も大切に歌っていきますよ」
――それでは最後に、今後のスケジュールとあわせて、ファンの方へのメッセージをお願いします
「『キズナノ唄』のキャンペーンで、東名阪を周ることが決定しました。今回はサイキックラバーのJOEさんがギターで参加してくださるという豪華なイベントになります。アコースティックライブあり、握手あり、トークありという盛りだくさんの内容となりますので、みなさんぜひ遊びに来てください。あと、夏からの放送になりますが、『ファイト一発! 充電ちゃん!!』というアニメに、近江はこねちゃんという妹役で出演しますので、こちらもぜひぜひ観てください。あとは、『タユタマ』も最後までお見逃しなく! これからも応援、よろしくお願いします」
――ありがとうございました
収録曲 |
01. キズナノ唄 02. time ~僕らがまだ知らないチカラ~ 03. キズナノ唄 (off Vocal) 04. time ~僕らがまだ知らないチカラ~ |
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歌 | 宮崎羽衣 | ||
発売予定日 | 2009年5月27日 | 品番 | FVCG-1089 (初回限定盤) FVCG-1090 (通常盤) |
価格 |
1,890円 (初回限定盤) 1,260円 (通常盤) |
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発売元 | 5pb. | 販売元 | メディアファクトリー |
(C) 2009 Lump of Sugar/タユタマ製作委員会 |