いよいよ日本でも開始されたWiMAX。既報のように、2月26日からはモニター向けの試験サービスが開始されており、すでに利用している人もいることだろう。サービス事業者であるUQ WiMAXより、データ通信カードを借用する機会を得ることができたので、ここで早速試してみたい。

繋がらないっ

編集部から届いたのは、USB接続タイプの「UD01SS」。見た目はUSBメモリかと思うほどの小ささのデータ通信カードだ。

パッケージに入った状態の「UD01SS」

同梱物は、アプリケーションCD、簡易マニュアルなど

製品そのものはUSBメモリのように小さい

ツメをひっかけてコネクタを回して出す

まずは私物のレッツノートR5に、ドライバとユーティリティソフトをインストールする。ドライバは、UD01SSの内部にインストーラが入っており、USBポートに接続するだけでウィザードが起動する(CDドライブとして3.56MBのディスクが認識された)。ドライバのあと、付属CDからユーティリティをインストールすれば準備は完了だ。非常に簡単である。

PCに接続するとインストーラが自動で起動

デバイスマネージャで確認。正しく認識された

ユーティリティは付属CDからインストールする

数クリックでインストールは完了する

ユーティリティソフトを起動して、画面上の「接続」ボタンを押せば、下り最大40Mbps、上り最大10Mbpsという高速モバイル通信が使えるようになる。ダイヤルアップという手間がなく、まるで無線LANのような感覚で利用できるのが便利だ。

が、しかし。

圏外

バリバリの千葉県民である筆者の自宅で繋がるはずはない。7月の有料サービス開始時までには、首都圏全域がサービスエリアになる予定だが、無料期間の現在はまだ東京23区と横浜市・川崎市の一部とされる。UQ WiMAXのWEBサイトで確認すると、思ったよりもエリアは広いのだが、筆者の住む行徳あたりはギリギリ無理そうだ。

自宅周辺のサービスエリア