キム・レウォン
1981年3月19日生まれ。韓国・江原道江陵出身。身長184cm。A型。趣味は釣り。1996年のドラマ『私』で俳優デビュー。以降、精力的にドラマや映画などに出演して着実に力をつけ、2003年の『屋根部屋のネコ』で人気俳優の仲間入りを果す。昨年には山本未来の映画初主演作『花影』に出演して話題を集めた。現在は中央大学演劇映画科に在学中

――料理シーンなどで、苦労したことなどはありましたか?

キム・レウォン(以下、キム) : 「元々料理することは大好きで、それがきっかけで『食客』の出演を決めたんです。料理は好きですが、もっと料理の技術を磨こうと、共演のクォン・オジュンさん、ウォン・ギジュンさんと3人で料理学校に通いました。でもボクが一番怠け者でしたね(笑)。ですから、料理のシーンで苦労したところは特になく、とても楽しくこなすことができました。ちなみに、食べることも大好きですよ」

――料理の楽しさや面白さは、どこにあると思いますか?

キム : 「仕事やいろいろなことを忘れて、料理を作ることに没頭する時間をとても大切にしています。頭の中で描いていたイメージが、形になっていくのは、大きな歓びになりますね」

――『食客』では、韓国の様々な料理を観ることができます。韓国の食文化についてアピールして下さい。

キム : 「日本では韓国料理の店がたくさんあり、ブームにもなっているとも聞いています。是非、韓国にもおいで頂き、本場の味を堪能して下さい。もちろんその前に、『食客』を観て予習して来てくださいね(笑)」

――今回のドラマで描かれている人間ドラマの部分においての見どころは?

キム : 「ソンチャンは、いつも明るく、前向きに生きている青年です。その持ち前の明るさで、様々な難局を切り抜けていく様を見て頂くと、一種の爽快感が味わえますよ。もちろんそれだけでなく、新旧世代のギャップや、伝統を守り抜くのか新しい挑戦を選ぶのかといった、現在の韓国が抱えているテーマも、このドラマに込められています」

――最後に、日本のファンに見て欲しいポイントをお聞かせ下さい。

キム : 「『食客』は、俳優としてのボクにとって、今までの自分を再構築してくれた作品です。いくつかの作品に出演してみて、総決算といえるような作品です。演じる役柄とも相まって、ボクもソンチャンのようなポジティブな気持ちになることができました。このドラマを観て、明日も頑張ろうという気持ちになってくれたら、とても幸せなことです」

『食客』(全24話※2話ずつ放送)は、WOWOWで毎週金曜日(20:30~23:00)に放送。

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