阿部監督は、「今回の『BLEACH』は原点に立ち返りました。一護とルキア、そして護廷十三隊との絆のドラマです。見所はたくさんありますが、ひとつは一護が他の死神とどう関わってくるかというところ。もうひとつは、ルキアが今回のゲストである姉弟とどうやって絆をつくっていくのかというところです。また各死神にそれぞれ見せ場があるのでそこにも注目してほしいですね」と作品の見所をアピール。
次に、今回の映画のサブタイトルを自ら考えたという原作者の久保帯人は、「映画では原作者として少し絡ませていただいているのですが、基本的には阿部監督の作品だと思って楽しむ立場で見にきています」と語りました。
続いて森田が、「2日前ぐらいに(作品を)見たのですが素晴らしい出来でした。自分でやっておきながら泣いてしまいました(笑)。原点に立ち返った、BLEACHらしいBLEACHが完成したと思います」と話し、どんなところに気をつけて演じたかという質問に「今回はいつもの一護の声とは違って、普段よりちょっと高めに設定し、セリフに抑揚をつけて表現してみました。ルキアを助けるために一護は奔走するのですが、今までにない一護の動揺っぷりが表せたんじゃないかと」と満足そうな表情で答えていました。
折笠は、「今回は懐かしいTVアニメのシーンも出てくるので、そこも見所です。最初に映画のポスターを見たときに『さよならルキア』と書いてあって、そのときまだ台本を読んでなかったので、桜が咲く前にお別れかと思いました(笑)」とニッコリ。そりゃ自分のキャラがいきなり「さよなら」は驚くでしょうね……果たして本当に「さよなら」なのか、そしていったい誰のセリフなのか、真相は作品内で!
次に伊藤が「去年のジャンプフェスタで僕だけ試写会に行ってないと言ったら、本日は無事こうしてくることができました。何でも言ってみるものだな、と(笑)」と茶目っ気たっぷりに語り、自身が演じる阿散井恋次について「恋次は今回、一護のこともルキアのことも忘れてしまうんです。薄情者ですよね(笑)。僕はとある事情からプライベートでよく記憶が飛ぶことはあるんですが……」と答えて会場を沸かせていました。
そして、今回がBLEACH初出演にして、なんと映画のアフレコも初めてだという平野綾は、「原作が本当に好きなので出演が決まったときは嬉しかったです。BLEACHファミリーに加わることができて光栄です」と語り、アフレコの話を振られると「今までTVサイズの台本しかもらったことがなかったので、劇場の台本が分厚い! と思いました。ものすごく緊張したんですけど、弟役の神谷浩史さんが温かく見守ってくださいました」と笑顔を見せていました。
ちなみに、平野はジャンプフェスタのときにBLEACHファミリーとコンビニの前で普通にすれ違ったらしく、そのときBLEACHファミリーは全員ウコンドリンクを持って歩いていたのだとか。
この話を聞いた森田は「これからはウコンをポケットに隠さないとね」と苦笑い。今後はイベントなどでBLEACHファミリーと一緒にウコンドリンクを買う平野綾が目撃されるかも?
一通り話が終わったところで、ファンにはお馴染み「BLEACHコール」のお時間が。
BLEACHコールとは、観客が全員起立して腕を高く上げ、会場全体が一体となって「ブリーチ!」と叫ぶBLEACHイベントの恒例行事。
この日もばっちりコールが決まり、昨夜から並んだというファンも(たぶん)大満足の舞台挨拶となりました。
『劇場版 BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ』は12月13日(土)より全国東宝系で卍解(本当にこう書いてあった)です。