ホワイトデーのお返しはもう決まりましたか? オフィスの女子たちや関係を進展させたい気になるあのコへのお返し……。本命以外でも、ちょっと気合いを入れて贈りたい"ぷちギフト"を求めて、感度の高い商品が揃っていると評判の国立新美術館のミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」を訪れた。
「スーベニアフロムトーキョー(以下、SFT)」は、ジャンルにとらわれずに、"東京的な視点"で漫画やアート本、若手デザイナーの作品や工芸品などの幅広い商品を扱う話題のショップ。「商業ベースではなかなか流通にのせられないものも、ここでは展開していける」(同広報)と言うだけあって、ショップ内には、"トーキョーカルチャー"のエッセンスがぎゅっとつまった商品を豊富に取り揃えている。
スーベニアフロムトーキョー
営業時間:10:00~18:00(金曜日のみ~20:00)
定休日:火曜日(祝日または休日に当たる場合はオープン。翌日休み)
早速、同ショップのマネージャーである野本麻子さんに、女ゴコロをくすぐるホワイトデーのお返しについて伺ってみた。
「会社など何人かの女性にまとめてお返しをするときには、色違いのものがある商品がおすすめ。"私は何色にしようかな"という選べる楽しさも必要です」と耳寄りなアドバイスが。一律同じものを贈られるよりも、何種類かあれば、贈り相手にとっても自分好みの一品がもらえる可能性が高い。これは、使える技かもしれない。
ショップ内で、女性に人気があるのは、ビスケット型のブローチ「Biscuit Brooch」だという。女性が大好きなスイーツをモチーフにしたアクセサリーだ。「このブローチ、リボンの色がひとつひとつ違うんです。だから、どの色が贈り相手に合うか考えてくれたのがわかりますよね」。たしかに、自分が何気なくバレンタインデーのチョコを贈った相手からでも、ちゃんと考えて選んでくれた気持ちが伝わるプレゼントがもらえると、「もしかして……」なんてちょっと気になってしまう。
「"1点1点ちがうんだよ"と、渡すときに伝えるのも女性には響きますね(笑)」と野本さん。あくまでもさりげなくアピールするのがポイントだ。
コケシン・ドール(1万6,800円)。イラストレーターのタケイ・E・サカエがペイントした世界にひとつだけの"こけし" |
SFTオリジナルのサクマドロップス(500円)。ホワイトデー定番のお返し"飴"も一味違ったもので勝負! |
アーティストによるグッズでは「コケシン・ドールがおすすめ」(野本さん)。イラストレーターのタケイ・E・サカエによる味わい深いこけしは、下にシリアルナンバー入りの正真正銘の一点もの。義理チョコのお返しにはちょっと高価だが、気になる相手の好みに合わせたキャラクターを選んでみるのもいいかも。また、ショップ内には、ユニークなポストカードも豊富に揃っているので、普段の感謝の気持ちをメッセージとして伝えたい方は要チェック。
なお、現在同ショップにて期間限定で販売されているBob Foundationのラッピングペーパーを購入すれば、そのペーパーでの包装もお願いできるとか(お店の混み具合による)。"トーキョーカルチャー"が溢れるSFTに、女子たちのハートを掴む一品を探しに足を運んでみてはいかが?
SFTでみつけた気になるグッズ
ショップに併設されているギャラリー「SFTギャラリー」では現在、新木友行の展示会『PURORESUMAN -プロレスマン-』が行われている(4月21日まで) |
プロレスマングッズも展開中。贈り相手の趣味を考慮しつつ、ユーモアのセンスを? |
写真:中田浩資