毎日コミュニケーションズが発行する「システム開発ジャーナル」Vol.2ではRIA(Rich Internet Application)が特集として取り上げられている。本稿では、同特集で「Part 1 RIAを一から理解する」(p.28)を執筆されたイージェーワークスの佐伯誠氏が推奨する"RIAを使ったWebサイト"をいくつか紹介したい。RIA採用を検討中のWeb担当者はぜひ参考にしてほしい。
beyes(バイズ)
コマースサイト。Flashによる検索インタフェース、それと連動したAjaxによる結果表示から構成され、商品詳細ではZoomify機能で商品のディティールを確認できる。一見自然な構成だが、HTMLでは実現しきれない商品の訴求力を高める効果が盛り込まれている。サイトはこちら。
NIKE iD
商品カスタムシステム。オンライン上で商品のカテゴリ、デザイン、カラーなどを自分で選択し、好きな名前や数字(iD)を入れて、オリジナルのシューズをオーダーできるシステム。日本だけでなく、世界中で展開されている。サイトはこちら
オリックスVIPローンカード
オンライン登録システム。オリックス・クレジットが運営するローンカード申し込みサイト。PIPを利用し、女性ナビゲーターによる必要項目/注意点に関する説明を受けながら申し込みが行える。以前のサイトと比べ、親近感を高め、「わかりやすさ」と「使い勝手」が向上している。それに伴い、申し込み率もアップしており、大きな費用対効果を見せた。サイトはこちら。
スゴイ地図
地図/ルート検索システム。リクルートが運営する位置情報サービス。ゼンリンデータコムの地図情報エンジン上に、リクルートが持つ1,000万件に及ぶ店舗/地域情報を表示させる。店舗情報サービス「ドコイク?」のレビュー投稿機能を用いてレビューの書き込みと反映が行える。地図、検索、CGM、情報提供と、あらゆるコンテンツをユニークなテーマでマッシュアップしたスゴイ地図である。サイトはこちら。
fotologue.jp
フォトライブラリシステム。素材写真提供サービスを行うアマナが運営するFlashをベースとした写真用Webログサービス。ユーザーは自分でギャラリーのデザインカスタマイズ、Flashを利用したハイクオリティな作品プレゼンテーションが行える。開発にFlexが利用されている。サイトはこちら。
「システム開発ジャーナル」Vol.2では、RIA技術の最新動向や技術解説を46ページに渡って大々的に特集しているので、こちらもぜひ参考にしてほしい。