ライターの増田が東京に点在する“地味な名所”を紹介する企画。今回は、Twitterでも話題の「丸見えになった東京モノレール浜松町駅」を見に行きます。
JR浜松町駅の北口を出てすぐのところに、巨大な立方体がどーんと突き出たような建造物が姿を現しネットを賑わせています。まるで宇宙船のようにも、大きなアート作品にも見えるのですが、その正体は…「東京モノレール浜松町駅」です。
現在、浜松町駅周辺では大規模な再開発が進行中。隣接していた「世界貿易センタービル」が解体され更地になったことで、今まで隠れていた建物が“むき出し”になりました。話題の駅舎は1970年開業のビルよりも後に増設された部分で、これまで約50年の間、神秘のベールに包まれていたんですな。その貴重な光景が目の前に!
中でも筆者が気になったのが、立方体を支える細い柱。上部の巨大さに比べるとあまりに繊細な4本の足で支えるような構造に見えて、ポキーっと折れちゃわないか…とドキドキしてしまいましたよ。
「もう見られない」東京の風景にキュン
JR東日本によれば、2026年には新・世界貿易センタービルが完成し、2029年には新たな東京モノレール浜松町駅舎が登場予定とのことなので、いずれはこの光景も見納め。いつ見られなくなるか分かりませんので、お近くにお寄りの際は工事用フェンス越しにその姿を見てみるといいかもしれません。
場所
知らずに通りかかっていたら気付けるかどうか分からないけど、知っていたら誰かに話したくなるこちらの駅舎。「東京地味名所」に認定したいと思います。 読者の皆さん、もしお近くに良さげな地味名所がありましたら、SNSなどで筆者にこっそり教えてください。