日々、国産農畜産物の美味しい食べ方を日々ツイートするJA全農 広報部(@zennoh_food)の公式Twitterアカウント。この6月には、Twitterで話題になった食材の豆知識をさらに詳しく読める書籍『JA全農広報部さんにきいた 世界一おいしい野菜の食べ方』(KADOKAWA刊)も発刊しました。

今回、こちらの書籍より、夏に美味しい野菜の食べ方をピックアップして紹介します。

第2回は、「ピーマン」です。

やみつきの先駆者ピーマンは種もわたも食べられるツワモノ

苦くて嫌いという子どもも多いピーマンですが、大人になるとなぜか好きな人が多くなる……。“無限ピーマン”の大ブームでさらに身近な野菜になってきましたが、へたをとって、種をとってわたをとって……という手間が案外めんどくさいのでは? 実は、種もわたも食べられるんです。肉詰めや炒め物は種ごとでもOK。これでぐんとハードルが下がったピーマンの調理。縦切りか横切りかがおいしさを左右するので、意識して使い分けてみるといいですよ。

  • 『JA全農広報部さんにきいた 世界一おいしい野菜の食べ方』(KADOKAWA刊)より引用

旬の時期

露地物は6~8月。同じ仲間のパプリカも同様の夏野菜。

こう選ぶ

  • なり口の中心に軸がある。
  • 肩がこんもりと盛り上がっている。
  • 肉厚な手触りで重量感がある。
  • 表面につやがあり、しわがない。
  • 色が濃く均一。

切ってみて、種が芯にみっちりとついていて、左右対称なことがおいしいピーマンの証。

保存方法

新聞紙に包んで涼しい場所に。熱帯原産のとうがらしの仲間は冷たいところが苦手。室温保存で早めに食べて。冷蔵庫に入れるならポリ袋に入れて野菜室へ。

だまされたと思ってチャレンジレシピ「生ピーマンの肉詰め」

ひき肉を油で炒め、醤油と砂糖で甘辛い味の肉味噌を作り、半分に切ったピーマンにこんもり盛る。フィンガーおつまみにも最適。

  • 『JA全農広報部さんにきいた 世界一おいしい野菜の食べ方』(KADOKAWA刊)より引用

こんがり焼いた肉詰めは最高ですが、生ピーマンはまた違った味わい。ピーマンボートが食べやすい。肉味噌は醤油味でも味噌味でもいい感じ。

切り方で食感が大違い

  • 『JA全農広報部さんにきいた 世界一おいしい野菜の食べ方』(KADOKAWA刊)より引用

苦いのがダメという人は繊維に沿って縦に切ると苦み成分が出にくくフルーティーさがきわ立つ。横切りは苦みが強まるけれどやわらかな食感で食べやすい。生のまま食べ比べてみて。

冷凍できるよ

  • できるだけ細く切って金属トレイに広げて凍らせるとパラパラに。少量ずつ使いやすい。
  • 凍ったら保存袋に入れて冷凍室にストック。

細切りにして冷凍しておくと、シャキシャキとした食感を保てます。凍ったまま使えば青椒肉絲や塩炒めが時短で作れるし、ナポリタンなどに少量使いたいときにも超便利。

広報部さんのつぶやき「ごま油がいい仕事をしてくれる じゃこピーマン」

「この味がいいねと私が思ったから今日はじゃこピーマン記念日!」と思わずつぶやいてしまうくらいおいしかった一品。簡単だけど、香ばしくて、まあ、なんともビールによく合います。

用意するのはじゃこと細切りにしたピーマン。フライパンにごま油を熱し、香りが立つまでじゃこを炒め、ピーマンを加えて炒め合わせるだけ。じゃこの塩気は千差万別なので、味見をして醤油をひと垂らし。作りおきにもぴったりです。

書籍『JA全農広報部さんにきいた 世界一おいしい野菜の食べ方』

さっそく今日の献立にも使える!野菜の便利帳。大人気公式Twitterの食材豆知識をもっと詳しく!

  • キャベツは刻まず4分の1カット蒸し
  • 小松菜は凍らせて調理するのが便利
  • トマトはお尻においしさの秘密あり
  • ブロッコリーは丸ごとチン!
  • にらは醤油に漬けて白飯のお供に…etc.

農産物のプロJA全農 広報部(@zennoh_food)直伝! 今すぐ使える野菜のティップス。