はくばくの企画開発本部商品企画グループの内藤千華さん(写真右)と名取美幸さん

4月に入り、お花見をはじめとした行楽がぴったりな季節になってきた。そんな行楽シーズンのお供であるお弁当に欠かせないおにぎり。ここでは、近年人気を集めている雑穀を使ったヘルシーなおにぎりを紹介する。

教えていただくのは、はくばくの企画開発本部商品企画グループの内藤千華さんと名取美幸さん。はくばくは1941年創業、国内産大麦に天然カルシウムを付加した「骨太家族」や「おいしさ味わう十六穀ごはん」などの商品でお馴染みのメーカーだ。

おにぎりに適した「コシヒカリ」

この連載では、内藤さんと名取さんに考案していただいた雑穀を使ったおにぎりレシピを紹介するが、その前に素朴な疑問。「おにぎりに適した雑穀の炊き方ってあるんですか? 」。

「雑穀に限定せず、おにぎり専用でお米を炊くときは、水加減に注意してもらいたいです」と内藤さん。基本的には、おにぎり専用で炊飯する際は、「コシヒカリ」や「森のくまさん」(「ヒノヒカリ」と「コシヒカリ」を掛け合わせた熊本の米)といったコシヒカリ系の固めの白米を使用するのがオススメとのこと。そうすることで、べったりとしたおにぎりにならずに済むのだ。とはいえ、おにぎり用にわざわざ米を買うのもちょいと辛い話だ。いつも使っている米がコシヒカリ系ではない場合は、通常より水をやや少なめにして炊くことで、おにぎりが水っぽくなるのを防ぐことができる。

おにぎりに適した米もある

また、おにぎりをつくるごとに毎回毎回手の平に塩をふってから握る人も多いと思うが、もっとカンタンな方法を内藤さんに伝授していただいた。「あくまでもおにぎり専用で炊く場合ですが、白米1合に対し2~3gの塩を加え、水に溶かしてから炊くと、後から塩を加える必要がなく、ラクにおにぎりをつくることができます」。ただし塩加減は好みや合わせる具材によって、微調整をしていくとよい。ただ、「面倒でも塩を入れて炊かずに手の平に塩をふる方が粒の食感はよいと思いますので、大量につくる場合限定ですよ」とのことだ。

大量におにぎりをつくる場合は、塩を加えた水で炊き上げるという方法もある

さて。基本的な米の炊き方をマスターしたところで、次はいよいよ雑穀を使ったおにぎりレシピの紹介に入る。

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