コロナ禍、急速に普及が進むテレワーク。「通勤時間の削減」などメリットが多い一方で、「働きすぎ」や「テレワーク過労」なども指摘されている。こうした問題を防ぐためにも、休憩をしっかりとることは大切だが、在宅勤務の皆さんは休憩時間をどのように過ごしているだろうか。今回はマイナビニュース会員506名のうち「在宅勤務」をしている282名に「休憩時間の過ごし方」を聞いてみた。
Q. コロナ禍で出社型から在宅勤務になりましたか?
はい 55.7%
いいえ 44.3%
Q. (「はい」と答えた方にお聞きします)在宅勤務の休憩時間の過ごし方は出社時と同じですか?
同じ 27.0%
違う 73.0%
Q. 休憩時間の過ごし方や何に時間を使っているか教えてください。(自由回答)
コーヒーを飲む
・「居間に出てコーヒーブレイク」(55歳男性/大阪府/コンピューター機器/メカトロ関連技術職)
・「コーヒーを飲みながら、リフレッシュできる時間を設けています」(39歳男性/千葉県/総合商社/営業関連)
・「自分でコーヒーを淹れて飲む」(47歳男性/山形県/精密機器/メカトロ関連技術職)
運動や散歩をする
・「平日は運動不足になっているので、ストレッチや軽いジョギングを取り入れている」(60歳男性/東京都/その他金融/営業関連)
・「会社の社内と違って体を動かすことが少ないのでストレッチや 体操など体を動かすことを中心にやっていました」(55歳男性/滋賀県/文具・事務機器関連/営業関連)
・「運動不足になりがちなので昼食後30分ウォーキングする」(60歳男性/静岡県/ガラス・化学・石油/営業関連)
・「息抜きに公園などへ散歩に出かけることが多くなった」(61歳男性/大阪府/その他電気・電子関連/その他技術職)
昼寝をする
・「ベッドで昼寝をする」(43歳男性/千葉県/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「横になって仮眠をとるなど、普段会社ではできないことをしています」(57歳男性/千葉県/海運・鉄道・空輸・陸運/IT関連技術職)
・「昼寝をよくする」(29歳男性/兵庫県/インターネット関連/IT関連技術職)
家事をする
・「自宅では、洗濯物を取り込んだりして家事で忙しい」(60歳男性/神奈川県/その他電気・電子関連/IT関連技術職)
・「洗濯、掃除、料理」(35歳女性/新潟県/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「洗い物や洗濯物の片付け」(37歳男性/岩手県/その他電気・電子関連/メカトロ関連技術職)
家族と過ごす
・「家族と話すことが多い」(40歳男性/京都府/その他電気・電子関連/技能工・運輸・設備関連)
・「子どもとの時間」(51歳男性/富山県/化粧品・医薬品/営業関連)
・「子どもと遊ぶ」(46歳男性/大阪府/精密機器/その他技術職)
テレビを見る
・「テレビを見たりして周りの目を気にせずリラックスする」(32歳男性/千葉県/クレジット・信販/IT関連技術職)
・「普通にテレビを見ている。会社だと食堂にテレビがなかったので」(36歳男性/京都府/精密機器/技能工・運輸・設備関連)
・「テレビを見ながら、息抜きをすることが多いと思う」(60歳男性/群馬県/専門店(その他小売)/販売・サービス関連)
その他
・「お酒を飲んじゃったりしている」(44歳男性/東京都/通信関連/その他・専業主婦等)
・「ネットサーフィン。会社では禁止されていた」(41歳女性/青森県/サービス(その他)/事務・企画・経営関連)
・「休憩時間は据え置き型のTVゲームをプレイしている」(46歳男性/兵庫県/物流・倉庫/販売・サービス関連)
・「やるべき事をさっさと終わらせて、会社に報告と提出をして終了です。休憩をとるくらいならその分早く終わらせたい」(48歳男性/神奈川県/ホテル・旅館/事務・企画・経営関連)
総評
「在宅勤務の休憩時間の過ごし方は出社時と同じですか?」と質問したところ、「同じ」と答えた人は27.0%。「違う」は73.0%だった。
「同じ」と答えた人からは「コーヒーを飲む」「タバコを吸う」「スマホをみる」といった回答が寄せられた。会社と同じ、ごくごく普通の過ごし方だろう。 一方「違う」と答えた人からは、「体を動かす」との回答が多く寄せられた。在宅勤務は基本、デスクワークが中心。運動不足になりやすいため、ストレッチをしたり、YouTubeで「家トレ」動画をみながらトレーニングをしているそうだ。買い物を兼ねて散歩をしたり、「登山」したりしているというも人もいた。
「昼寝」と答えた人も多かった。オフィスでもデスクなどで仮眠がとれるかもしれないが、「自分の布団で昼寝ができる」というのは、在宅勤務でしかできない過ごし方だろう。パジャマや部屋着で眠れるのも、リラックス度が全然違うはずだ。 「家事をする」という回答もみられた。休憩時間に洗濯したり、掃除したりと、なかなか忙しい様子。「子供の面倒を見ている」と答えた男性もいたが、家族と過ごす時間が増えるのも、在宅勤務のメリットといえるだろう。
このほかにも、「映画鑑賞」や「読書」「ソファでくつろぐ」など、様々な過ごし方が寄せられた。何かとストレスも多い在宅勤務。作業の合間にはしっかり休憩をとって、テレワーク疲れしないように気をつけよう。
調査時期: 2021年3月6日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 506名
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません