先日、あることを言われました。
「松澤さんってモテるの、わかる気がしました」って。
え? どこでモテてるのぉ~??? 実は男子に対してある「2語」を話す女性はモテ度が全然違うらしいです。その1語を私が話してたらしい(いや、けっこう普段から使っている私)。で、本当かどうかわかりませんが、面白いのでお話しようかなと。
なんだと思います? 男子の方はこれを言われるとまいっちゃう言葉? 離れられなくなる? みなさん、想像してください。
答えは……「すごい!」と「こんなのはじめてぇ~」だそうです(笑)。
そんなわかりやすすぎる言葉で、男子はメロメロになりますか? ちなみに私がよく使っている言葉は「すごい!」でした。でもこれって、本当に「すごい!」と思った瞬間に使っているわけですが、男子は嬉しいらしい!?
それともうひとつの「こんなのはじめてぇ~」って、あまり使うシチュエーションがないですよね? 例えば、デートなどをした帰り際に女子が一言、
「こんなに楽しい時間は初めてでした。ありがとうございましたぁ」
な~んて言ったら、男子はイチコロみたいですね(笑)。
女子のみなさん、たくさん使っていきましょう♪(これで本当にモテるのかな? 報告待ってます)。
さて、先週のお話の続き。いつでも珍道中がつきまとう私ですが、TBSの『レッツゴー!ライオンズ』時代は、毎回がそうだったかも!? 野球の取材は関東に留まらず、ときには遠征に同行することもありました。ある地方へ同行したときのこと、選手達はもちろん素敵なホテルでお泊り。
私も同じ所かなぁ? と思ったら、ちょっと違うところらしい。連れていかれた場所にホテルがない。でも、タクシーの運転手さんには「ここが住所の場所ですよ」と言われる。目の前にあるのは、鎖でつながれた老犬が1匹、その横に入口が……。普通、ホテルの入口に犬は繋がれていないよね?(笑)。
どちらかというと裏口みたいな表玄関を入り、チェックイン。シャワールームにはアメニティは一切なし。シャンプーを買いに行かなきゃと、なんか獣の香りのする薄暗い部屋を出て、ディレクターと二人でついでだからと食事へ出かけました。食事後、ホテルに戻り、カウンターでチンチンとベルを鳴らせど誰も来てくれない。
えぇ~! 本当? これって部屋に入れないじゃない! しばらくその場で待っていたんですが、やはり誰も来る気配がない。えぇ、私やりました、やりましたよぉ。カウンターによじ登り、各部屋番号の棚から自分のルームナンバーを見つけ出し、鍵を取りました……セキュリティーがかなりいい加減。見かねたディレクターは、次の日からホテルを替えてくれました。
ホテルネタはまだまだあります。違う遠征に行った際に泊まったホテルでは、シャワーの水が四方八方に流れ出し、ちぃーっとも頭が洗えないホテルだったり。はたまた北海道のとあるホテルに泊まったときには、事務所から大事な電話が来ていたにも関わらず、部屋番号を間違えて違うところへ伝言して、謝るでもなく「間違えちゃって」と照れ笑い。照れなくていいですからぁ~!!
さあ、そんな感じで遠征に同行した私。岡山の球場では、どうしても清原選手のインタビューを撮らなくてはいけない。しかしライオンズは低迷中、清原選手もイライラ中。一言もしゃべってくれない。バスに乗り込むまでマイクを持って追いかけ、インタビューをお願いするも清原選手は無言のままバスへ。心情を考えれば、そんな状態ではないことは百も承知。でもメディアは撮らなくてはいけない。
ライオンズの応援番組ですから、視聴者、番組制作側も応援したい一心なんですけどね。そんなひとつひとつが戦いでもあり、勉強でした。あるときは、現ライオンズ監督で、当時キャッチャーだった伊東さんが「君、こないだテレビ出てたでしょ。見たよ」と、たまたまモデルでイメージ映像かなんかに出たのを見てくださって声をかけてくれました。こちらからは緊張いっぱいで話かけたりする余裕などありません。そんなときに、伊東さんから声をかけてもらえたのが嬉しかったです。
伊東さんには番組以来5年以上経って、たまたまとあるペットショップで偶然お見かけしました。そのときもさすがに覚えていないだろう、プライベートでいらっしゃってるからと声をかけずにいたら、
「君どっかで見たことあるなぁ」と言われ、
「あっ、はい! 『レッツゴー!ライオンズ』では大変お世話になりましたぁ」と返事。
「あ、それでかぁ、思い出した」なんて嬉しい瞬間がありました。
後日、ペットショップへ行くと、お店の方に「先日はありがとうございました」と感謝されたのです。聞けば、
「あの娘が飼えるならウチも犬飼えるだろう」っておっしゃって、伊東さんは子犬を購入されたそうです。それって私、褒められてるのかなぁ?(笑)。
まだまだライオンズネタはあるので、また次週にお話しますね。