「大丈夫だよぉ」と、最近言われることが多い気がするのは気のせいでしょうか? 「えぇ、そんな歳に見えないよぉ、大丈夫だよぉ」とか、「そんなに太ってないよぉ、大丈夫だよぉ」とか。
言ってくれる方は本当に「大丈夫」と思って言ってくださるんでしょうが(いや、大丈夫じゃないから言われてるのかも?)、言われるたびに凹むんですよねぇ。「え? 気にしてないんだけど」って(笑)。いつのころからでしょうか、そんなふうに周りの方に気を遣ってもらうようになったのは。
今や高齢化社会も進みつつある日本、私なんてまだひよっこぉ~、と、いつまでも子どもチックに行きたいなという考えがあるものの、実際はかなりびっくりされるオトナの年数を生きている私。同じ年数を生きていらっしゃる方々のほうがもっとしっかりしていて、オトナなのでしょうか?
私の周りには、やはり私みたいな人たちが多く、あまり参考にはなりません。しいて言えば会社に勤めているOLさんたちのほうが若干一般常識などの知識がある分、社会適用力があり、しっかりしているのかも。そっかぁ、私、社会適用力がありますとはお世辞でも言えないなぁ。
以前ですが、冠婚葬祭でこんなことがありました。コトナちゃんの私たちは、まず冠婚葬祭用グッズを所有していません。社会人としては、そこですでにヘボイわけです。その際、OLのMちゃんが家に薄い黒ストッキングを持ってきてくれて、「これ履くのよ」と渡してくれました。まず普段、ストッキングなどは履きませんし、そのときは黒いタイツを履いていたのですが、「あのね、こういう黒の薄いストッキングのほうがいいよ。それからね、告別式にはそんなキンキラジュエリーは外してね。パールとかなら着けてもいいんだよ」と教えてくれました(一般常識ですよね)。
そして喪服らしい服もないので、適当な組み合わせで黒い服を着る私。そこでまた発見! そういう席に持っていくような小ぶりの黒いバッグを持っていない。「どうせ持ってないだろうなぁと思ったから、持ってきたからこれ使って。はいグッチの小バッグ」と、これまたMちゃんのお世話になったのでした。
そうなんです。今まで流行りものには目がなく、いろんな突拍子もないような派手なバッグやおもしろい小バッグは持っていても、正式な場所などに持っていくバッグを持たないままオトナの階段を上ってきてしまったのでした。そして告別式へ行く途中、黒の小バッグを持たないほかのコトナちゃんは、「あぁ、やばい! 私持ってないから、駅ビルのストアーで買うわ!」と、到着した駅のストアでワゴンセールになっていた千円の黒の小バッグを購入。タクシーの中で、お財布やら小物を今買った小バッグに移す。
式場に着いて、さぁ小バッグを持って……というときにコトナちゃん友達の千円小バッグのフタが開きまくり、マグネットで止めるところが不良品なのか、安いからなのか持っている間中、パカパカ開いちゃって持てない。しょうがないのでバッグの持ち手は持たず、男性のセカンドバッグのように小脇に抱えるようにして、中の物が飛び出さないようにしていました。
そのとき思いました。"やはりちゃんとしよう! まず小バッグ買おう"と。あれから4年、未だに黒い小バッグは購入できていません。多分なんですけど、正式な場所へ持っていけるような黒い小バッグを持てたときにコトナからオトナになれるような気がするんですけど……え? 違うって!? それでは、また次週お会いしましょう♪
See you soon love xx.