『SEX and the CITY』のDVDです

昨日、久々にお家でDVDを鑑賞しようと思い、ずっと前からお友達に借りたままのDVDがあったので見てみました。タイトルは、ちょい懐かしいアメリカのテレビドラマ『SEX and the CITY』。実はこの作品、4、5年前に途中まで見ていたんです。で、懐かしいなぁという気持ち半分と、衝撃的な想いが!! このお話、知っている方も多くいると思いますが、NYに住む30代の仲良し女子4人の恋愛ドラマなのです。

5年前に見ていた私は、「かっこいいなぁ~! そっかぁ、おばさんになってもああやってお洒落して、恋したりしていけばいいのかぁ、参考になるぅ」。そんな風に思っていたと思います。

特に日本人よりも欧米人のほうが大人っぽいし、30代といっても、かなり大人なんだろうなと勝手に思っていました。ところが、昨日見たときに感じたのは、「ん? リアルタイム? なんだか全然違和感を感じないんだけど、なになにどういうこと? あー!! 私も仲間入り?」。

当時、お洒落な大人(ちょいおばちゃん、失礼)の恋愛ドラマだったものが、リアルタイムな恋愛ドラマに変わっていて……もちろんドラマが変わったわけではなく、自分が近づいたんだ! とあらためて再確認してしまいました。そして、自分も大人になったもんだなぁと思ったのでした。

映画などを観てそんな風に感じたことってありますか? このストーリー自体がすごく身近に感じられるお話なので、余計「あ、私達仲良し友達と一緒」なぁんて親近感が沸いてくるのかもです。歳は誰でも重ねていくわけで(笑)。そのときに、ただ老けこんでしまわぬよう、気合、根性は必要だな! と、ストーリーとはまったく関係なく心に誓ったのでありました(笑)。

ちなみに私は、この『SEX and the CITY』を3まで観ていまして、これから4、5と観ていこうと思っています。なんだか噂によると、今度映画にもなるそうですね。自分の近未来ではないですが(笑)、しっかり予習して見にいかなくちゃ!

さて夢のお話の続きです

そんなリアルタイムなお話の後に、めっちゃフレッシュ時代のお話をしましょう(あは)。
デビューする前にモデルのお仕事をしていたわけですが、モデルといっても、みんなが想像するような雑誌やショーだけではなく、もっと細かーいいろんなお仕事があります。当時大好きだったものまねの番組があったんですが、その番組のオーディションがありました。

「え? ものまねするの?」。最初そう思ったんですが、そうじゃない(笑)。実はその番組は、司会の方々が赤いジャケットに白いパンツやスカートを着て司会進行をしているのですが、そのとなりで同じ格好で立っているアシスタントのオーディションでした。そのとき思いました。私も赤いジャケットが着たい! と。今思えば、アシスタントなどそんな大袈裟にオーディションなどしなくても、と思いますが、なんせ当時はかなりの人気番組でしたから、アシスタントさえもオーディションがあったんでしょうね。

オーディションのときには、一視聴者としてどれだけものまね番組が好きか、という自分の熱い気持ちを勝手にしゃべり続け、しまいにはめっちゃ恥ずかしそうに聖子ちゃんのものまねをして(だからアシスタントですからぁ)、なぜか合格。ものまね番組のアシスタントを女子2人でやることになりました。番組収録当日、ルンルンで赤いジャケットに白いスカート。すごく近くには、同じスタイルのさんまさんなどが司会でいるわけです。ただの視聴者の私は、目の前で繰り広げられるものまねに、目を輝かせながらアシスタントをするわけです。たとえば、「次の方~」みたいな感じで歌が始まるときに、そそそとマイクスタンドなどを運び、歌い終わったらまた中腰でマイクスタンドを下げていく、しかも赤いジャケットで。

はい、最初はルンルンルンでした。ところがさすが人気番組。プロデューサーがめっちゃ怖い!! 番組に出演されるものまね芸人の方々が、プロデューサーにことごとく「面白くないよ! もう一回!!」……そんな感じで何度も面白くなるまで歌わされているわけです。
そんな感じなので、夕方には帰れるかなぁなんて思っていた収録は、最終電車の時間までかかっていきました。その間、白いヒールを履いていたので、途中から足がパンパン。出演者も多く、よって私達アシスタントの控え室などあるわけもなく、赤いジャケットで1日所在無しでうろちょろうろちょろしていました。

あの日ふと、面白い番組を作るのって大変なことなんだなぁ、と思ったのでありました。それでも赤いジャケットを着ることができたのは、今でも素敵な思い出です。では、夢のお話の続きはまた次週。
See you soon love xx.