前回は100の質問などに答えてみたわけですが、「今年流行るものはなんですか?」の問いに「松澤由美」って入れるのを忘れていましたぁw それで、どんな風に「歌手になったのか?」、はたまた「小さい頃の夢は?」とか、今回はそんなところをお話していきたいなぁと思います。

まず、小学生の頃の夢(なりたかった職業)は……

  1. タクシーの運転手
  2. 女子プロレスラー
  3. 松田聖子ちゃん

だったわけですw

アイドルはヒラヒラのお姫様のような衣装でブラウン管の中で輝いていた時代。女子プロレスラー全盛の時代(ある意味、今のほうがジャガー横田さんはメジャーかもだけど)。そしてなぜかタクシーの運転手……そう、昔のタクシーって、車内に空車の丸い看板みたいなものがありまして、乗車すると手動でガシャッとかいいながら空車の看板を倒して乗車を知らせるみたいな、今では考えられないぐらいアナログだったわけです。ただ単にそれを「ガシャ」とかいいながら倒してみたかったのですw

それと、なんだか遠くへどこへでも行けそうな気がして、よくひとりで自転車をこぎながら
「お客さんどこへ行きますか? はぁい、航空公園までね」
などと独り言を呟いていた変な小学生でした。ところがある日、気がついたのです。
「女子がひとりで運転していて、男子が乗ってきたり、酔っ払いとか危ないじゃん! それに夜中の運転でお化けとか出たらコワいじゃん!」

そんな後で考えなくても、すぐわかるようなことをだいぶ経ってから気がつき、タクシーの運転手をやるほど根性ないな、ということで断念。そして次なる夢は女子プロレスラー。なんといっても「クラッシュギャルズの時代」でしたからねぇ。プロレスも見に行き、小学生の私は花束嬢まで抜擢され
「赤の長与千種じゃなきゃ花束渡さないもん! ダンプ松本コワいからヤダぁ!」
そんなわがままな意見も採用され、長与千種さんにお花束を渡した小学生の私。リングってドキドキするなぁ。それでもってワクワクする! プロレスラーになぁ~ろぉっと! そう決心したのでした。

そして早速、プロレスラーになるための練習を開始。学校の教室で友達とプロレスごっこ。投げ飛ばされ、教室の硬い床に思いっきり頭をぶつけた私は、
「こんなに痛いんじゃあ、身がもたない! プロレスは見るほうがいいな」
もちろんリングは床よりも弾力性があるのだけれども、そんなことにも気がつかない小学生の私は、すぐさま次の夢へ。

「そっかぁ! ヒラヒラのお姫様アイドル。しかも松田聖子ちゃんになろぉ~っと!」……なぜここだけ個人名詞なのか。本人にはもちろんなれないわけだけれど、アイドル&歌手になりたいなと思うようになったのでした。今思えばその想いは小学生の頃からず~っとあったようです。

まず最初に「私、歌手でイケる?」そう思い始めたのは小学校低学年の頃だったかなぁ。遠足のバスでバスガイドさんが、「誰か歌いたい人いるかな?」の問いに思いきって手をあげ「帰ってこいよ」を歌い、わりと評判が良かった。それで「あ、私にも得意なものがあったのかぁ」と思うようになったのでした。

それ以来、ちびっこ歌合戦のテレビを見ながら「私も歌いたいなぁ」、そんな風に思うも、恥ずかしくて両親には言えずじまい。「内緒で応募するかぁ」と決めてペンを握り締め、応募要項を書き書き。ところが小学生の速度では書いている間に応募要項は画面から消え、CMへいってしまう。そうやって毎回が過ぎていき、一度も応募できないまま、ちびっこ時代を通りすぎていったのでした。

余談ですが、その頃の私から21世紀になったときに手紙が届きました。確か「つくば万博」の企画で、「当時の自分が21世紀に手紙を書く」というのがありまして、小学生の私からオトナになった私にあれこれ書いています。小生意気にいろいろ書いてあったのですが印象に残っていたのは、
由美(小学生)「2?歳とかっておばさんだよね。とにかく、髪の毛はきれいに長くしておいてね。それと歯だけはきれいに!(その当時、歯科医に通院中で悪戦苦闘していた)。あ、あとこっちでは今アニメは『キャッアイ』とか、その辺が流行ってるんだけど、そっちではなにが流行ってんのぉ?」
という問いかけでしたw

やはり当時の私からしたら、「25歳以上っておばさんだよね」などと思いつつ、アニメの主題歌などを歌うとは、想像もできなかったでしょう。今、小学生の私に手紙を出せるなら「歌ってるよぉ~! アニメの歌なんかを♪」と書けちゃう。そうしたら小学生の私は、すごく嬉しいだろうなぁ。

そんなこんなで、小学生時代から歌手デビューまでには長~い道のりがあるわけですが、そんなことも知らない私はのん気にアイドルに憧れ、中学時代はヨーヨーを振り回し、浅香唯ちゃんの髪型で自転車をこぎながら、南野(陽子)ちゃんの「はいからさんが通る」を熱唱しながら通学。

写真は4月15日にNHKホールで行われた、スタチャイベントのシークレットゲストとして参加したときの一枚です

中学になってからも、ちびっこ歌合戦で果たせなかった応募の挫折となんら変わらず、
「どうやって歌手になるんだっぺ?」。そんな感じで3年はあっという間にすぎ、高校生に。それに付け加え、思春期ですから「歌手になるわ、私!」、なぁんて言えなかったはず……と思っていたら、言ってたみたいです。数年前に高校の同級生から自身のホームページ経由でメールが届きました。高校の同級生いわく
「すごいね。歌手になったんだね! 高校生の頃、私に言ってたの覚えてる? 『わたしぃ~、歌手で有名になるからぁ~、そのときはマネージャーで使ってあげるよ』って言ってたんだよ。アルバム出たら買うからね!」
そんなメールでした。

えぇ~!! どんだけ傲慢なんだよぉ~ワタシw でも、ちょっぴり思い出してきました。キョンキョン(小泉今日子)の「迷宮のアンドローラ」をカセットテープに録音し、学校でクラスメイトに聴かせまくっていたこと。たぶんジャイアンが「オレの歌を聴け! いいだろう?」と無理強いしてる感じに近かったと思われます……。

あぁ。どんどん思い出してきました。私ってわりと問題児だったんですねぇ。高校1年生の頃は先生に怒られなかった日はなく、高校2年生の頃は問題児としてクラス内の席替えも私だけナシで、教卓の目の前と決まっていたぐらい。高校3年生になっても歌手の成り方がわからず、バンドや楽器をやるとかの努力もなく、
「そっかぁ、インテリアデザイナーもいいなぁ。部屋の模様替え好きだし」
そんな安易な感じで高校卒業後、インテリアデザイナーの学校へ進学します。さあ、そのあたりから今の職業へ続いていくわけですが、そのお話はまた次回。楽しみにしていてくださいね♪