ゴルモンは。ゴールデンウィークはメキシコでライブをする予定でしたが、すっぽりその予定も空いたので、急遽2日間、モンゴルへ行ってきました。ところで、モンゴルと言って思い出すのは? お相撲、朝青龍、チンギス・ハーン、遊牧民、ジンギスカン?

ハワイや、韓国などと違ってあまり観光地としてチョイスする人も少ないイメージでしたが、映画『蒼き狼』など、チンギス・ハーンや遊牧民に興味があり、一度、広大な自然の中を歩いてみたいなと思っていました。若い方というよりは、歴史などを知って興味を持たれてるご年配の旅行者が多い気がしていましたが、ウランバートル郊外のゲルなどを訪れたら若い女性も多く(というより日本人男子ではなく、若い日本人女性の旅行者が何人もいました)、もしかして歴史、武士ブームにのって、チンギス・ハーンファンなのか? と、ちょっぴり思ったりもしたのでした。

そうそう、ホーメイってご存知ですか? 名前は聞いたことがあったのですが、モンゴルの大変貴重な芸術のひとつで、1人で高音、低音ふたつの音を同時に出す発声法のことで、自然をたたえるときに歌われたり、とにかく言葉では説明できない不思議な歌というか音楽です。

そのホーメイチン(ホーメイ奏者のこと)が、飛行機の座席のお隣に座っていらっしゃいました。モンゴルに到着するまでまったく気付かず、荷物を降ろしていたときに楽器らしいものを持っていたので、「ミュージシャンですか?」と聞いてみたのでした。すると「はい、ホーメイって知っていますか?」と聞かれ、その瞬間から言葉では説明できない音楽というか、神がかりな音楽というか、モンゴルへの興味がぶわぁ~っと湧き上がったのでした。

飛行機で出会ったホーメイチンの方とはそのときにお話しただけでしたが、その夜にモンゴルで新しくオープンしたレストランのオープニングパーティーで、初めて不思議なホーメイを聴くことができました。なんと言うのでしょうか、低い音で人間の声じゃないような不思議な発声法で、これなら馬とも会話できるのかもしれないなとか、遠くでも伝わるのかもなぁと、演奏を聴きながら、こっそり私も声に出してマネなどもしてみました(笑)。

日本という近代社会の中で、まして東京という都会に慣れて生活しているので、モンゴルは土に近い生活というか自然というか、なんだかとても斬新でした。もちろんウランバートル市内の一部には近代的なビルもいくつか建っていましたし、ヨーロッパ的な建物もあり、両方が少し混ざったような雰囲気もありました。車を少し走らせれば、牛、やぎなどが遊牧されていたり、ゲルなども見られましたよ。また、自然保護地区のテレルジでは、大きな亀石などがあり、自然にできた巨大な岩なども見られます。

あと、今回の旅行で乗馬はかなりお気に入りになりました。いきなり1人で乗馬させられ、私の馬だけ木と木の間を歩き出して、枝に顔がぶつからないようにドキドキしながら乗ったり、川も渡ったり、かなり野性味に溢れていました。途中、川を渡る牛にも出会いましたが、牛とヤックかなにかを掛け合わせたらしい牛なんですが、通常の牛よりも大きく、荷車を運ぶ牛として、人や荷物を乗せて川を渡っているところでした。

現地の方々は、『大草原の小さな家』アジアバージョン的と言えばいいのか、かなり大自然とともに生活されている。私的にまだまだ世界は知らないことで溢れてると感じつつ、近代化が進んでもこの自然は、できるだけそのまま存続してもらいたいなと思いました。

みなさんもぜひ機会があれば、モンゴルの旅を体験してみてください♪ ではまた次週お会いしましょう☆♪
See you soon love xx.

テレルジにある巨大な亀の形をした亀石に登り、そこからの風景であります

モンゴル風おもてなし。子豚ちゃんの丸焼き☆ リ、リアル……

ウランバートル市内にはこんな素敵なレストランもあります♪(逆光でごめんなさい)