うまかっちゃんはうますぎた

おっはモーニング。酒村です。ところで最近、Nintendo Switchで桃太郎電鉄が発売されたこともあり、時間がゲームに吸い取られているという方も多いのではないだろうか。私のその中の一人だ。

• うまかっちゃんはうますぎた

やらなくてはいけないことがあっても桃鉄ってスピード感があるので「あと少し……」と思っているうちに数時間経っているなんてことは日常茶飯事だ。卒業論文も桃鉄と自分の弱い意志のせいで危うく提出できなくなるところだった。

桃鉄を始めてからもう、日本全国を何週したのかわからないレベルに駆け巡っている。止まるマスによっては、ご当地のキャラクターが出没したりもする。その中でも、一番印象に残っているのが博多駅に止まると陽気な音楽とともにしゃもじらしきものを両手に持って現れるめんたい星人ピリピリだ。「うまかっちゃん! うまかっちゃん!」とガニ股でリズムを刻む明太子星人、かなりいい奴なのだがまさかうまかっちゃんって本当にある食べ物だと知ったのはつい最近のことだった。

ドンキホーテで手に入れてきた本物のうまかっちゃん。博多や九州ではお馴染みの即席麺として親しまれているのだろうか。福岡の友人がからし高菜風味が一番美味しいとアドバイスをくれたので、それを選んでみた。パッケージを見る限り、めんたい星人ピリピリとは全く関係がないようだ。九州のラーメンはいかに。

せっかくなので家にあるラーメン丼に盛り付けてみた。高菜の面影がスープに漂っている。とんこつの香りが湯気となり私の顔を直撃して、もう本物の豚になってしまいそうだ。何かトッピングをと思ったが、納豆くらいしか冷蔵庫になかったので今回はうまかっちゃんそのものを堪能したいと思う。

いただきますの合図でずるぽずるぽ。うまくないわけがない豚骨の香ばしさ。からし高菜と唐辛子のピリ辛感がしっかりと伝わってくる。スープも少し赤みがかっていたが、思っていた以上に辛さがある。ホットな体温に上昇していく。

麺は細すぎず太すぎず、インスタント麺がまたいい味を出している。硬さは自分で決められるのもまたいい。高菜風味もしっかりと出ていて、インスタントとは思えないくらいにおいしーーーを連発しながら麺をすすっている。トッピング追加したら本格ラーメンになりそうな予感だ。

実は、このうまかっちゃん九州にしかないものだと思って天神のドンキホーテまで買いに行ったのだが、なんと驚いたことに都内近郊のドンキホーテにも置いてあったよという声を聞き衝撃を受けている酒村であった。ただ、気合を入れて探し求めただけあって作っているときの楽しみはいつも以上にワクワク感が募った。うまかっちゃん、まだ4袋あるので次回はトッピング盛り盛りにして食べてみようと思う。自炊の気力があればだが……。