おっはモーニング。酒村です。お家で食べれるカップ麺紹介がメインになりつつある。本日は、世界をお家から見てみたいということで、YouTubeを開けば必ず誰かしらが食べている韓国ラーメン・ブルダックのカップ麺を入手してきた。

ブルダック炒め麺のカルボ味だ。このピンク色のハートフルな世界観を信じてはいけない。どのパッケージにもいる鳥の表情に注目してほしい。どう考えても顔の調子がイカれている。その上にはしっかりと「激辛」の2文字も添えられているのだ。

辛ラーメンといい韓国のラーメンは基本辛いというイメージしかないが、味がこれまた美味しいのだ。辛さ耐性がない私でも食べたくなる美味しさなのだ。

お湯を入れて4分待ったのちに、一度湯切りをしてからカルボの粉末と辛さを出すソースを入れていく。このデスソースのような色合いをしたソースは無闇に全部かけてはいけない。私は前回教訓を得たので気持ちタラタラっとかけて終わりにしている。

全部かけて食べた時は、胃なのか腹なのか分からないが刺激で痛かった。味覚も麻痺して、辛さと苦さしか感じなくなるレベルのトラウマを経験している。これは私からの警告としておこう。

混ぜると韓国料理っぽい赤さやオレンジっぽさが目立つカルボ味ブルダックの完成だ。私はここに念には念をとトッピングを加えていこうと思う。

まずは卵黄を中心に落とす。その後に、粉チーズを「えいやー!」の掛け声で落としていく。粉雪レベルではなく、大雪警報が出るくらいかけるのがポイントだ。こうすることで卵黄とチーズの優しいまろやかさとほんのりとした甘さが加わり、たとえ辛くて涙が出そうになったとしても私のことを守ってくれるのだ。卵黄とチーズしか勝たん!

それでは韓国へ行ってきます。ずるずる。「マシッソヨーーー!!」。スナック菓子についているようなあの中毒性のあるチーズの塩っぱさと、カルボなので生クリームなのだろうか。微かな甘さがあまりにも美味しすぎて頬が痛む。お腹空いているときに美味しいものを食べるとほっぺたが痛くなるあの現象、何なのだろうか。

そしてじんわりとにじみ寄る辛さ。時差ありきの辛さだ。ジャパニーズホラーのように、幸せな家庭を知らぬうちにじわじわと蝕むあの感じに似ている。それでも、この辛さがあるからこそ刺激でメリハリがつき次の一口に繋がるのだろう。

少量しか辛いソースを入れていないのに水なしでは厳しい。ビールで消火活動を繰り返していく。もし、ラーメン連載の見栄えを気にして全部投入していたら終わっていたところだった。人それぞれ、己にあった食べ方を追求するのが正解。卵黄のトロッとしたクリーミーさが辛さを半減してくれるので、テンポを落とすことなく食べられる。

ブルダッグはカップ麺タイプとインスタント麺タイプがあるのだが、みんなフライパンや鍋から直食いしているのは文化なのだろうか。洗い物がこの世で片手で数えられるくらい嫌いな私にとっては画期的な方法だったので、即採用させていただいた。

とにかく、ブルダッグは辛さの極みでもあり美味しさも個人的には飛び抜けていると思うので、皆さんにもお家から韓国気分を味わってほしい。