おっはモーニング。酒村です。疎開をしてから私のQOLを高めてくれていたUber Eatsの魔法を唱えることができなくなり月日は経っていった。
悲しみに暮れていると玄関によく中華料理屋さんの出前で見る銀色のラーメンとか餃子を入れるケースが置いてあるではないか。
懐かしさ溢れるこの配達方式夢だったんだ。
今の時代も自転車に銀色の箱を担いでお届けに向かう出前はまだ存在しているのだろうか。
胸を高鳴らせながら手前に設置されている板を外す。中は2段構えになっていて上下に何かが入っている。恐る恐る取り出すと立派なラーメンと餃子が出てきた。
これだこれ。餃子と中華そばのセットメニューは2,480円。この価格を聞いて高いと思った人もいるだろう。
ただ食べる前からありえないなど負のイメージを抱くのは偏見だ。これからこの価格の謎解きをしていこうと思う。
それでは手と手の指を合わせて幸せいただきます。
まずは餃子から行こう。
今年の夏はコロナの影響もありお盆は帰省することができなかった。毎年夏は実家に帰り宇都宮で有名な正嗣の餃子を食べることが楽しみであったのに、その楽しみがなくなり餃子シックに陥っていた。なんでここ最近餃子ばかり食べている。
こんな前置きは置いておいてさっさと食べようか。
ぱくり。
あまーーーい!!!(古っ)
見て欲しいこの餃子の断面を。
そうここで初めてネタバラシをするとなんとこの中華セット、これらはケーキなのだ。
外側はサクッとパイのような食感があり、内側にはりんごなどのフルーツがたっぷりと入っている。しっとりと冷たいアップルパイのような味わいだ。
中華そばも麺がのびちゃうので早く食べよう。
いただきます。
これは…… いろんなケーキの種類が混ざり合いまさにケーキのサラダボールだ。ふっくらとした麺は、モンブランに乗っかっているまさにあの栗のクリームだ。
麺の下にはスポンジと生クリームが隠れている。普通にケーキだ。栗のごろごろとした食感も楽しめる。
ナルトは、ふわっとそしてシュワっと口の中で溶けていく。ムースのような口溶けだ。
チャーシューは肉感は一切なく、ぺしゃっと甘いソースを吸収したまま潰れたスポンジだ。甘い。ネギの部分は何かのチョコっぽい。メンマはとにかく甘かった。
全体的にケーキの中でもかなり甘さを堪能することができ、なおかつエンタテイメント性があってとても面白い。
正直自分はおしゃれなインスタ映えするようなケーキよりも「え、なにこれ!?」みたいな面白みがあるケーキの方がもらってうれしい。これは特に何のアピールしてるわけでもないから安心して欲しい。
いやでもこれ一見写真で見たら本物かどうかわからないクオリティなので、その驚きと一見ラーメンと餃子に変わりは無いので、脳がしょっぱいものと錯覚したまま食べるので驚きと困惑と言う新感覚を楽しめる。
他にもうな重やざる蕎麦などいろんな種類のそっくりケーキがあるので、気になった方はぜひ検索してみて欲しいです。何でもない日だけど自分おめでとうと言う気持ちで今回はケーキ食べちゃいました。ダイエットは明日から。