キュウリやトマト、キャベツなど、日々スーパーや青果店で買っている野菜。でも「おいしい野菜」の選び方のコツってなんだろう?
Twitterで野菜の正しい保存方法やおいしい野菜の選び方などを発信する、青髪のテツさん(@tetsublogorg)の知識をぎゅっと詰め込んだ書籍『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADOKAWA)より、一部をご紹介します。
全5回の第2回は、おいしい「トマト」の選び方です。
トマトはスターマークがおいしさの目印
旬の目安:3~8月、10月・11月がおいしい!
おしりからヘタに向かい白っぽい放射線状の筋があるものを選びましょう。養分が行き渡り完熟しているものに出る筋です。この筋の数が多くハッキリしているトマトほど、生命力が強く順調に成熟したため濃厚な味わいだとされています。
また、形がデコボコしているものや、角張っているものは中に空洞ができていることがあります。丸くてツルッとしていて重いものが良品になります。
鮮度は皮のハリ、ヘタの状態を見るとわかります。ヘタが乾燥して縮れているものや皮にシワができているもの、やわらかくなっているものは収穫後時間がたっているので避けましょう。
野菜博士への道
南米のアンデス高地が原産地。熟 すとリコピンという成分を作り出し、その色素で赤くなります。カロテノイドの一種であるリコピンは抗酸化作用があり、動脈硬化などの病気や老化を予防するといわれています。また、トマトに含まれるビタミンCは熱を加えてもこわれにくいです。
『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』(KADAOKAWA)
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→amazon.co.jp『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』
著者:青髪のテツ / イラスト:わたなべみきこ
定価: 1,430円(本体1,300円+税)
発売日:2023年02月10日 判型・ページ数:四六判 / 144ページ
ISBN:9784046061256
著者
青髪のテツ
スーパーマーケット青果部に10年以上勤務し、エリアマネージャーとして野菜や果物の仕入れ、販売を行っている。Twitterでは、野菜の正しい保存方法やおいしい野菜の選び方のほか、いち早く野菜・果物の高騰情報を発信するなど、野菜のプロならではの鮮度のよい情報を惜しみなく公開。野菜・果物のインフルエンサーとして活躍している。著書に『野菜売り場の歩き方』(サンマーク出版)がある。
わたなべみきこ
手描きのタッチを得意とする熊本市在住のイラストレーター。数社でweb・グラフィックデザイナーとして勤務したのち、2011年よりフリーランスに。食べ物、自然、生活の身近にあるものを描くことが好き。