「仕事の効率をアップさせる5つのポイント」を5回にわたってご紹介しています。前回は「モチベーションを変える」をお届けしました。4回目のテーマは「目標を変える」です。
仕事のゴールをイメージできない時
前回は、イヤイヤ仕事からイキイキ仕事へシフトするために、「今日の仕事の最高のアウトプット」をイメージすることをおオススメしました。
ですが、なかには仕事のアウトプットをイメージしても、「ワクワクしないし、楽しくないし、快追求の行動スイッチが入らない」という方もいます。また、そもそも仕事のゴールをイメージするのが苦手な方もいます。そんな時の解決策です。
仕事でダメなら、生活レベルで考えてみる
「今日の仕事の最高のゴール」をイメージすることが難しいときや、仕事のゴールをイメージしてもワクワクしないときは、仕事に限らず「今日1日のゴール」をイメージしてみてください。
人生のゴールや今月の目標を設定するには、時間がかかることもあるでしょう。でも、今日1日のゴールであれば、誰でもすぐに設定することができます。
例えば、
・仕事が終わったら、おいしいビールを飲むぞ!
・定時に仕事を終わらせて、自宅でまったりくつろごう
・今日こそ、部屋の片づけを終わらせてスッキリする!
・気になっていたカフェでゆっくりしたい
・あったかい鍋料理を食べて、体も心もほっこりしたい
・読みかけの本を読みきる!
といった小さなゴールでも十分に快追求の行動スイッチが入ります。
なかなか行動できない。ついつい先延ばししてしまうという人に共通していることは、「1日のゴール設定をしていない」ということ。1日のゴールがない人というのは、ゴールなしのサッカーをしているようなものです。
頭の声でなく、体の声、心の声にも従ってみる
それでも、なかなか出てこないという方もいるかもしれません。そういう方の大半は、普段、「頭の声」だけに従って動いています。
・会社の指示に従わなければならない
・クビにならない程度の成果を出せばいい
・家のローンを返すのが最優先
・今更やり始めるのは遅い
・そんなことをする余裕が今はない
・周りにがっかりされるかも
・どうせ自分には無理だ
こういう方は、「頭の声」だけでなく、「体の声、心の声」も聞いてみてください。頭の声とは、普段考えていることで、「しなければならない」という義務感などです。
一方、体の声とは、体の状態やコンディションのことです。肩が凝っている、喉が痛い、体が軽い、頭がスッキリしているなどで、心の声とは、感じていること、気持ち、喜怒哀楽などとなります。
この3つの声それぞれを分けて聞き、「本当はどうしたい?」と自分に問いかけてみることから始めてみてください。
ゴールを決めると行動できる
人は「こうしたい!」というゴールを定めることで、無理にテンションを上げたり、気合いをいれたりしなくても、お腹の底から自然と力がわいてくるのです。私はこれを「行動イノベーション」と名付けました。
仕事には制約もあるので、「仕事のゴール」は自由に描けない時もあるでしょう。ですが、「今日1日のゴール」であれば、自分で自由に設定できます。
そして、会社や上司から指示命令されたものではなく、自らゴールを設定することで、簡単に快追求の行動スイッチをいれることができます。
今日1日のゴールを思い描くことで、快追求の行動スイッチが入ると、仕事にもスムーズに取り組むことができます。ぜひ、試してみてください。