大人になってからの恋愛は、立ちはだかる"壁"が多すぎる――。
お金の都合や家族関係、仕事との兼ね合いやお互いの価値観のすり合わせなど……。さまざまな"大人の事情"が重なって、恋愛関係へと進めることだけでなく、始めることさえ難しいと感じている人もいるのではないでしょうか。
そんな難しい"大人の恋愛"をテーマに、マイナビニュースアンケート会員より体験談を募りました。本連載では、本当にあった大人の恋愛談を紹介していきます。今回はオフィスラブ編。
同僚の女性が教えてくれた、略奪愛の後、結婚した女性のお話。
略奪の末路 (29歳 / 会社員女性 / 未婚)
これは、私と仲の良い同期の女性のお話です。
私の同期は、既婚者である先輩社員と不倫をしていました。その先輩社員は、飲みの席で女性を口説いたり、誰にでも執拗なボディタッチをしたりと、チャラさが際立つタイプで、これまでにも社内でたくさんの浮名を流してきたような人です。
そのため、女扱いには非常に長けており、純粋で惚れっぽい同期は、結婚しているとわかっていながらも、まんまと先輩社員にハマっていったのでした。
「私、結婚することになったの! 」
仕事終わりの居酒屋で、いきなりの同期からのカミングアウト。あの優しい同期が、まさか略奪婚をするとは……ひどくショックを受けたことを、今でも覚えています。
「絶対に浮気されるからやめたほうがいい」
私を含め、その場にいた人たちは、同期の結婚を必死で反対しました。しかし、彼に夢中の同期は聞く耳を持たず。結果、そのまま入籍をしてしまいました。
そして現在、案の定、先輩社員は他の女性に手を出しており、同期は捨てられかけています。「ほら、あのとき言ったのに……」そう思いながらも、心の底から先輩社員を好きだった同期を知っているだけに、この状況が可哀想で仕方がありません。
恋をすると、周りが見えなくなるもの。しかし、相手を間違えてしまうと、その先に待っているのは、「幸せ」ではないのかもしれませんね。
あなたの恋は、周りに応援されていますか? もし反対されていたら、一度冷静になってその意見を聞いてみてもいいかもしれません。