大人になってからの恋愛は、立ちはだかる"壁"が多すぎる――。

お金の都合や家族関係、仕事との兼ね合いやお互いの価値観のすり合わせなど……。さまざまな"大人の事情"が重なって、恋愛関係へと進めることだけでなく、始めることさえ難しいと感じている人もいるのではないでしょうか。

そんな難しい"大人の恋愛"をテーマに、マイナビニュースアンケート会員より体験談を募りました。本連載では、本当にあった大人の恋愛談を紹介していきます。今回はオフィスラブ編

既婚者でありながら職場の後輩に恋をしてしまった、とある女性会社員のお話。


内緒の恋心 (40歳 / 会社員女性 / 既婚)

30代も終わりを迎える頃、私には夫と小学校6年生になる娘がいました。

ちょっぴり生意気だけど、愛しくてたまらない娘と、仕事で疲れているのにも関わらず、家庭に協力的な夫。そんな二人と過ごす毎日に幸せを感じていました。

いつからか、夫が求めてこなくなったことを除いては――。

そんな寂しさを胸に、迎えた40年目の春。私の職場に、新入社員が入ってきました。そして、私はその中の一人に、一目惚れをしてしまったのです。

幸か不幸か、彼と私は同じ部署。仕事のやりとりや、休憩中の雑談、時には帰り道が一緒になることもあり、気づけば私たちの仲は、どんどん親密になっていきました。

「もう一度、恋をしたい」

彼が20歳近く年下ということも、自分に大切な家族がいることも、痛いほどわかっていました。

それでも彼への想いは収まることを知らず、夫と背中合わせのベッドの中、彼と家族を天秤にかけては、悶々と悩む日々を過ごしました。

結局思いとどまり、気持ちを伝えることはありませんでしたが、短い期間でも恋心を取り戻せたあの日々は、家族には内緒の忘れたくない思い出です。


恋は、「する」のではなく「落ちる」もの…… そう実感させられるエピソードでしたね。人は、愛する人との間に寂しさを感じたとき、その隙間を別の人で埋めようとしてしまう生き物なのかもしれません。

あなたは、今、寂しい思いをしていませんか? もししていたとしたら……落ちてはいけない恋に要注意です。