話題沸騰の音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」、皆さんはご存じですか。Clubhouseユーザーのなかには、「Clubhouseに住んでいる」と言われるほど、一日中Clubhouseに滞在している人もいます。それほどハマってしまうClubhouseとは、どんなサービスなのでしょうか。魅力と楽しみ方のコツを紹介します。
何が起きるかわからない「Clubhouse」
Clubhouseは音声のみでコミュニケーションを楽しむサービスです。アプリを立ち上げると、いま聞くことができる「room(ルーム)」が表示されます。入室すると、「Moderator(モデレータ)」や「Speaker(スピーカー)」の話を聞けます。
芸能人やタレントなどの有名人が続々と参入しており、親交の深い人同士でroomを立ち上げ、テレビやラジオではあまり耳にしないトークを流しています。そうこうしているうちに別の有名人がどんどんroomに入ってきて、豪華なメンバーになっていることも。
こうしたroomでは、質問コーナーが設けられることもあり、「Listener(リスナー)」が手を挙げると発言できます。憧れの芸能人と直接話せた!と喜ぶユーザーも続出しています。
この「何が起きるかわからない」ライブ感が、Clubhouseの魅力のひとつです。Clubhouseは録音を禁じているため、その時間に聞いていなければなりません。そこでついついroomを離れがたくなり、ずっと聞き続けてしまうのです。
また、有名なビジネスマンや起業家、ある業種の専門家などが、本来であれば有料セミナーで話しているような話を公開しています。情報収集のツールとして使うこともできますし、話している人をフォローすることで人脈作りにも役立ちます。
roomはClubhouseユーザーなら誰でも作れます。roomの公開範囲は、「Open(公開)」「Social(フォローしている人のみに表示)」「Closed(追加した人だけ参加)」の3種類があり、Closedにすれば、仲間とのグループ通話のようにも使うことができます。誰でもいいから雑談に参加して、というときは「Open」でゆるい雑談roomを作るのも楽しいもの。コロナ禍で会えていない友人がたまたまroomに入ってきて、久しぶりに話すことができた、という出会いもあるようです。街で偶然会って立ち話する感じに似ていますね。
Clubhouseの楽しみ方
Clubhouseを利用するには、ClubhouseユーザーからSMSで招待を受けるか、ユーザーネームを登録してウェイトリストに入り、電話番号を交換し合っているユーザーから招待されるのを待ちます。実名での利用が推奨されていますが、ニックネームを表示名とすることもできます。現在は英語版のみで、iOS対応です。Andoidスマホの人は、iPadやiPod touchで利用する方法もあります。
招待制、さらに一人のClubhouseユーザーが招待SNSを送れる枠が少なかったため、「Clubhouse紹介して」とSNSに投稿する人や、招待枠を販売するという人が続出しました。現在はClubhouseのユーザー数も増えており、招待枠が余っている人もいるため、周囲に声をかければ招待を受けられそうです。
いざClubhouseを始めたら、まずは有名人が開催している、100人以上のroomに入ってみましょう。大人数であれば、いきなりSpeakerにされることはなく、ゆっくりと聞きながら楽しめるでしょう。慣れてきたら、知り合いが主催者になっているroomに入ってみてください。Speakerに誘われたら、ぜひ受けてみましょう。話が苦手だという人でも、知り合いが中心であれば意外と話せるものです。特に話すことがない場合はマイクをオフにして待機します。Speakerとしての役目が終わったと思ったら、自分でListenerに戻ることもできます。
退出のタイミングが難しいと感じる人もいますが、Listnerであればピースマークボタンで静かに退出しても不快に感じる人はいません。Speakerなら一言断って退出すればいいですね。
そのうち、自分でもroomを作ってみたくなるでしょう。内容にもよりますが、数人がModeratorとなり、話をする人、次に話してもらうListenerを決める人など、役割を分担して進めるとスムーズです。また、あらかじめ「1時間程度で」と終了時間を決めておくと、Listenerも最後まで聞きやすくなります。
ClubhouseはこれまでのSNSとは異なり、多くの人と同じ時間を共有する楽しさを提供しています。音声のみのコミュニケーションも、新鮮です。チャンスがあったらぜひ試してみてくださいね。