Huaweiは4月6日、ロンドンで新製品発表会を行い最新スマートフォン「P9」と「P9 Plus」を発表した。カメラメーカーのLeicaとコラボレーションした話題の新製品の発表会の様子を、フォトレポートでお届けする。

「Change the way you see the world」のタイトルで開催された新製品発表会。2つの丸はデュアルカメラ搭載を示唆している

開場壁面にはHuaweiのロゴと並び、Leicaのロゴも。新製品は両者の提携によるカメラ機能を大幅に強化したスマートフォンだ

新製品の「P9」と「P9 Plus」を発表するHuawei Consumer Business GroupのCEO、Richard Yu氏。アーティスティックな写真を誰もが撮れる最高のカメラを搭載するためにLeicaと提携。また両機種とも高級感かつ職人芸を感じさせる、プレミアムな製品に仕上げたとのこと

本体はアルミニウム製で繋目の無いユニボディー。P9は5.2インチ画面モデルながらも持ちやすい形状としている。手に持った瞬間、金属の冷やりとした印象は高級カメラにも通じるものがある

クラフツマンシップ=職人芸の仕上げと言える、独特なヘアライン加工を側面エッジ部分に施すなどプレミアムな仕上げとしている。背面に見える「LEICA」のロゴは誇らしげだ

Leica製レンズを2つ搭載。センサーのピクセルサイズは1.25μmと大きい。またセンサーはRGBとモノクロの2つを搭載し、深みのある色合いの表示や暗闇に強く、またモノクロ写真も美しく仕上げられる。Leicaのカメラをスマートフォンで体験できるとしている

新製品発表会ではカメラ機能の説明に多くの時間が割かれた。夜景での撮影作例ではiPhone 6sと比較。背景に明かりがある状態でも、人物の顔は暗くならずに綺麗に撮影できている

Leicaカラーを再現すべく、Leica Film Modeを搭載している。Standard、Vivid、Smoothの3つのモードを切り替え、シーンに応じた撮影ができる

ボケを効かせた撮影も得意としている。フォーカス位置をあとから変更することも可能だ。暗いろうそくもディテールをつぶさずに撮影できるとのこと

モノクロ写真もLeicaらしいメリハリのきいた色を出すことができる。RGBから黒と白を合成するのではなく、モノクロセンサーの搭載でここまでの絵が撮れるという

P9の実機。片手でのハンドリングは問題ない。ディスプレイは角が取れた2.5Dと呼ばれるカットが施されている。本体厚みは6.95ミリと、他社のスマートフォンと比較してもかなり薄い。なおP9 Plusも6.98ミリとほぼ同等の薄さを実現している

背面側の特徴は、デュアルカメラやフラッシュなど本体とツライチになっており、出っ張っていないためポケットやカバンから出し入れしやすい。真ん中にあるのは指紋認証センサー

カメラは細かい撮影モードを備える。またPROモードでは絞りやシャッター速度の手動調整が可能。Leicaのカメラと同じユーザーインターフェース、フォントを採用している。さらにはシャッター音もLeicaに合わせているとのこと

P9 Plusは5.5インチサイズ。P9との本体の大きさの差はわずか。Plusとは大型化の意味ではなく、P9に様々な機能を追加(プラス)したことから命名されたとのこと。P9との差はフロントオートフォーカスカメラ、ステレオスピーカー、リモコン用の赤外線内蔵、3Dタッチなど。なお両モデルとも日本での発売は未定だ

同時に発表されたリストバンド型端末のTalkBand B3。P9に合わせ革製や金属製のベルトモデルを用意し、既発売のB1やB2よりも上品な仕上げになっている

本体部分を取り外しハンズフリーヘッドフォンとして利用できる。本体前面はゆるやかなカーブ形状、タッチ操作で時間やメニューを呼び出せる

P9用のアクセサリはフリップカバーだけを紹介。ドットビューカバーなどのバリエーション製品の登場も期待される