日本ではRenoシリーズのスマートフォンを展開しているOPPOですが、海外ではフラッグシップモデルと位置づけされるFindシリーズも販売されています。2023年10月には折りたたみスマートフォン2機種を発表し、アジアやヨーロッパで順次発売がはじまっています。発売直後にシンガポールやバンコクを訪問しましたがどこの都市でもOPPO人気は急上昇。日本でもぜひ発売してほしいと思えるほどです。
OPPOの新型折りたたみスマートフォンは「Find N3」「Find N3 Flip」の2機種。発表会の様子は別の記事に出ているのでそちらをご覧ください。
シンガポールのOPPOストアを訪問してみました。シンガポールで一番人気のスマートフォンはやはりiPhone。OPPOストアでは男性客が自分のiPhoneと横折りスタイルのFind N3を比べているお客さんがかなりいました。
閉じた状態でも厚さ11.7mmと薄く、6.31インチ20:9の普通のスマートフォンと同じ大きさのディスプレイが使えます。また開けば7.82インチの大画面となり重さは239g。iPhone 14 Pro Maxより軽量ですし、同じ折りたたみのサムスンGalaxy Z Fold5より薄くて大画面が使えます。
さらにカメラは老舗のカメラメーカー、ハッセルブラッドと提携。4,800万画素2つと5,000万画素1つと高性能です。Find N3を手に持ってみると、もはや折りたたみスマートフォンを買わない理由が見つからないかもしれません。
Find N3は各社のハイエンドスマートフォンと互角に戦える折りたたみスマートフォンですが、もう1つの新製品、Find N3 Flipは女性に大人気でした。折りたためばコンパクトな大きさになることから手ぶらで出かけるときも邪魔になりません。
ほぼ手のひらサイズになる小ささのボディーに、あえてハンドバッグやネックストライプ型のケースをつけて持ち運ぶのも楽しく、ファッション性の高いデザインケースがいくつか発売されるそうです。
落下防止ストラップのついたケースも革風仕上げで、持った肌触りも心地よい感じ。折りたたみスマートフォンのケースはあまり数が出てこないだけに、メーカー純正でいろいろなものを出してくれるのは助かります。
縦折り式のスマートフォンならではの使い勝手が高いのも特徴です。本体を曲げた状態でも使えるので、机やテーブルの上に置いて動画やSNSを見るのも楽ですし、写真撮影時にも三脚がいりません。
また外側にある3.26インチディスプレイではそのままアプリが動きます。画面サイズはちょっと小さいものの、普通のスマートフォンと同じ縦長サイズのため、縦動画配信サービスもそのまま見ることができます。混雑した電車の中でも他の乗客の人に迷惑をかけずに動画を見続けることができるでしょう。
ストア内にはFind N3 Flipとケースを買った人向けに、ケースにステッカーなどを貼ってデコレーションできるコーナーも設置。無料でできるそうです。自分だけのカスタマイズができるサービスも提供しています。
さてシンガポールの後はバンコクに行ってみましたが、ちょうどスマートフォンの即売イベントでもあるThai Mobile Expoが開催されていました。各メーカーの新製品が販売されていましたがOPPOコーナーはFind N3とN3 Flipを求めるお客さんで混雑していました。
シンガポールもバンコクも以前からOPPOのスマートフォンは一定の人気がありましたが、折りたたみ2製品に対する注目度はこれまでにないほど大きいものでした。どちらも製品性能、使い勝手、そしてデザインにも優れています。日本でもぜひどちらかのモデルを販売してほしいと思ってしまいました。