ドコモやKDDIのスマートフォン夏モデル発表も終わり、日本でもこれから新機種が続々と登場します。すでに海外で高評価を得ているサムスンやファーウェイのハイエンドモデルは日本の消費者にも高い満足感を与えるでしょう。2018年のスマートフォンはカメラ機能を強化したモデルが多く、インスタ映えする写真を撮るのはお手の物、さらには動画もより美しく撮影することができます。
スマートフォンの新機種を購入し、手に取って電源を入れて一通り動作を試した後は、たいていの人が保護フィルムを貼ったり、本体にカバーを取り付けることでしょう。高価なだけではなく故障が心配なスマートフォンだけに、落下事故を防ぐためにもカバーの装着は必須と言えます。スマートフォンのカバーも今やたくさんの種類が売られています。カバーにも様々な流行がありますが、今年のモデルは基本に戻って透明カバーを選ぶのがいいかもしれません。
例えばファーウェイのP20 Proは背面に3つのカメラを内蔵し、メーカーロゴは横向きに印刷されています。つまりカメラのように本体を横にして持つと見栄えが良いデザインになっているのです。このロゴをカバーで隠してしまうのはちょっと勿体ないところです。ファーウェイのスマートフォンと言えばライカカメラ、というイメージもだいぶ広がってきています。ファーウェイとしてもこのロゴは多くの人に見てもらいたいものでしょう。
このP20 Proのグローバルバージョンにはトワイライトカラーと名付けられた、青と紫のグラデーションをかけた美しい背面仕上げのモデルが用意されています。この色が日本では販売されないのが残念と思えるほどその色合いは美しく、カバーなしで見せびらかしたくなるルックスです。美しい写真が撮れるカメラを搭載しているだけではなく、本体カラーも美しい、P20 Proはファーウェイの気合の入った製品でもあるのです。
ということでP20 Proには黒や白といった色付きのカバーはやめて、透明のカバーをつけたほうがいいと筆者は感じます。日本発売モデルのカラーも光沢感あふれる背面仕上げが奇麗なので、そうしたいですね。透明タイプのカバーは価格も安めなのがうれしいところ。筆者は透明カバーにストラップホールが付いたカバーを購入しました。これなら撮影時に本体を落としてしまう恐れも低減できます。
実は最近のスマートフォンは、製品パッケージの中にあらかじめ透明カバーが付属しているものが増えています。メーカーしては「ひとまずこれをつけて傷防止にしてほしい」というサービスなのですが、P20 Proのような製品はむしろ透明カバーの装着を推奨してほしいと筆者は思っています。
今年になって日本に参入した中国のOPPOも製品パッケージにカバーをデフォルトで付属させているメーカーです。日本で発売中のR11sはマットな背面仕上げのため、赤モデルには真っ赤なカバーが付属しています。カバーをつけても本体の印象が変わらないわけです。
現在グローバル市場で販売中の最新モデル、R15 ProはファーウェイP20 Proのように背面にグラデーションをかけた美しいレッドモデルが登場しました。R11のつや消しがかった色合いとはイメージの違う、鮮やかな赤です。またセラミック素材のブラックモデルも平滑感の高い背面の輝きが目立ちます。R15には透明カバーが付属しており、その美しい背面を隠すことなく本体を傷から守ることが可能なのです。
このように海外メーカーの各社のスマートフォンは、本体の背面を鏡面仕上げで光り輝くデザインにしたものが増えています。ファーウェイのサブブランドであるオナー(honor)、OPPOを追いかける日本未参入のVivo、そしてLGのグローバル向け新製品「G7 ThinQ」も透明タイプのカバーをつけたくなる、光沢仕上げのボディーになっています。
ケースはスマートフォンを傷から守り、ドレスアップもできるものです。ブランド品やキャラクターをあしらったものなどその種類は何百何千もあります。しかしスマートフォン本体のデザインが美しくなっていけば、ケースをつけるよりもスマートフォンそのもののデザインを人に見せびらかしたい、と思う人も増えてくるのではないでしょうか? スマートフォンにどんなケースをつけようか悩んでいる人も、この夏モデルでは透明ケースを選んでみるのもいいかもしれませんよ。