こんにちは、阿久津です。ふっと気付くと復活している「インテル グラフィックスの設定」ですが、先ごろ確認したところ、以前の手順では削除できなくなっていることが分かりました。

  • Windowsスマートチューニング

    今回の削除対象となる「インテル グラフィックスの設定」

過去の記事でも取り上げたように、以前はレジストリの「HKEY_CLASSES_ROOT¥Directory¥Background¥shellex¥ContextMenuHandlers¥igfxcui」キーを削除すれば項目も消えましたが、どうやら仕様が変わったようです。今回は新たな削除方法をご紹介しましょう。

1. レジストリエディターを起動する。
2. HKEY_CLASSES_ROOT¥Directory¥Background¥shellex¥ContextMenuHandlersキーを開く。
3. 「igfxDTCM」キーを削除する。
4. レジストリエディターを終了させる。

以上で手順は終了です。

  • Windowsスマートチューニング

    レジストリエディターなどを使用して、igfxDTCMキーを削除します

上図のとおり、デスクトップのコンテキストメニューから「インテル グラフィックスの設定」が削除されました。igfxDTCMキーから呼び出すクラスID「{9B5F5829-A529-4B12-814A-E81BCB8D93FC}」は、TheDeskTopContextMenu Classとして定義されています。

  • Windowsスマートチューニング

    チューニング後は「インテル グラフィックスの設定」が取り除かれます

以前の削除対象だったigfxcuiキーが呼び出すクラスID「{3AB1675A-CCFF-11D2-8B20-00A0C93CB1F4}」は未定義のようで、レジストリを検索しても見当たりません。気になる場合は、igfxcuiキーも削除しましょう。

蛇足ですが、インテルの公式ページは、本記事の執筆時点で古い手法を提示しています。ユーザーの混乱を招く可能性があるので、最新のCPU内蔵GPUに対応した情報も追加してほしいものです。

それでは、また次回お目にかかりましょう。

阿久津良和(Cactus)