こんにちは、阿久津です。Windows 8.xでは「チャーム」と呼ばれるバーを画面右端などに用意し、検索や共有といった機能の呼び出しを行うモダンUIを採用しました。Windows 10にもこの機能の一部が受け継がれています(図01)。
別記事でも述べたように、MicrosoftはUIの見直しを図りつつも、Windows 10 Insider Previewに新機能を加えてきました。今回はOSビルド 14986で動作を確認した「新しい共有ウィンドウ」を有効にするチューニングをご紹介します。
1. 管理者権限でレジストリエディターを起動します。
2. HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\SharePlatformキーを開きます(ない場合は作成します)。
3. DWORD値「EnableNewShareFlow」を作成し、データを「1」に変更します。 4. レジストリエディターを終了します。
5. エクスプローラーを再起動します。
これで操作が完了しました(図02~12)。
それでは結果を確認しましょう。[Win]+[H]キーを押すと、共有チャームが現れます。次に、任意のUWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリケーションから共有設定を実行してください。すると共有チャームではなく、共有ウィンドウが開きます(図13~15)。
この新しい共有ウィンドウは、2016年10月のMicrosoft発表会でも披露されましたが、本チューニングを施しても、デモンストレーションで映し出された「My People」のような動作は確認できません。本ビルドでは未実装もしくは別のチューニングが必要なのかもしれません。詳細がわかり次第、報告したいと思います。
本チューニングを破棄する場合は、DWORD値「EnableNewShareFlow」を削除し、エクスプローラーを再起動してください。
阿久津良和(Cactus)