こんにちは、阿久津です。8インチタブレットのようにデスクトップ領域が狭いデバイスでは、タスクバー上の検索ボックスが結構邪魔な存在となります。もちろんタスクバーのコンテキストメニューから、検索ボックスをアイコン化したり、非表示にすることもできますが、メニューで操作するのも面白くありません(図01)。
そこで今回はタスクバーの検索ボックスの状態をレジストリから変更するチューニングを紹介しましょう。
1. 管理者権限でレジストリエディターを起動します。
2. HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Searchキーを開きます。
3. DWORD値「SearchboxTaskbarMode」を開き、データを「0~2」の範囲で変更します。
4. レジストリエディターを終了させます。
これで操作が完了しました(図04~07)。
図05 レジストリエディターが起動したら、HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\ Windows\CurrentVersion\Searchまでキーをたどって開きます |
早速結果を確認してみましょう。[Win]キーを押すなどしてスタートメニューを開くとタスクバーの表示状態が変更し、検索ボックスが非表示に切り替わりました。このようにDWORD値「SearchboxTaskbarMode」のデータが「0」の場合は非表示。「1」の場合はアイコン。「2」の場合はテキストボックスとして表示する仕組みです(図08~09)。
ただし、上図のようにアイコンの配置がずれてしまうケースが散見されました。図09の状態でMicrosoft Edgeを起動してもアイコンが現れないことから、検索アイコンやタスクビューアイコンとピン留めしたアイコンの境界線がずれてしまうのでしょう。その際はExplorer.exeの再起動や再サインインで改善されますのでご安心ください。
それでは、また次号でお目にかかりましょう。
阿久津良和(Cactus)