4月9日に「Windows 8.1 Update」がリリースされた。そこで今回から、対象OSを「Windows 8.1 Update適用済みのWindows 8.1」とするので、あらかじめご了承いただきたい。

ナビゲーションウィンドウを非表示にする

さて、Windows 7以降、ファイル操作の要となるエクスプローラーには、ナビゲーションウィンドウ(旧ペイン)が加わった。

Windows 8.1のエクスプローラー。画面左側が「ナビゲーションウィンドウ」だ

ドキュメントフォルダーなどのユーザー用フォルダーや、「コンピューター」などの特殊フォルダーをワンステップで開く際に有用な存在となる。だが、必然的にエクスプローラーの表示領域が狭まるため、違和感を覚えたことはないだろうか。

ナビゲーションウィンドウとエクスプローラーのメイン表示にマウスオーバーすると、ポインターの形状が「左右に拡大/縮小」に切り替わり、各領域のサイズを変更することが可能だ。

境界部分にマウスポインターを重ねて左右にドラッグすると、ナビゲーションウィンドウとメイン表示領域のサイズを変更できる

しかしそれでも、Windows XPからWindows 8.1に移行したユーザーには冗長に感じるだろう。そんなときは、ナビゲーションウィンドウをオフにするのが一番だ。具体的には「表示」タブに並ぶ「ナビゲーションウィンドウ」ボタンをクリック/タップすると現れるメニューの、「ナビゲーションウィンドウ」をクリック/タップしてチェックを外す。

「表示」タブ-「ナビゲーションウィンドウ」ボタン-「ナビゲーションウィンドウ」とクリック/タップする

これでナビゲーションウィンドウが非表示となり、メイン表示領域を広く確保できる

ちなみに「リボン」は、エクスプローラーの右上に用意されたボタンをクリック/タップするか、「Ctrl」+「F1」キーを押せば、ピン留めした状態で開閉できる。

プレビュー/詳細ウィンドウはショートカットキーでオン/オフ

エクスプローラーが備える機能の1つが、プレビューウィンドウと詳細ウィンドウだ。前者は、選択したファイルやフォルダーをアプリケーションで開かずに、内容を閲覧するというもの。後者はプロパティダイアログなどから確認する情報を閲覧するものだ。

「プレビューウィンドウ」は「表示」タブに並ぶ「プレビューウィンドウ」ボタンをクリック/タップして、表示/非表示を切り替える

「詳細ウィンドウ」も「表示」タブに並ぶ「詳細ウィンドウ」ボタンをクリック/タップし、表示/非表示を切り替える

しかし、常に表示するとナビゲーションウィンドウと同じく、エクスプローラーのメイン表示領域をひっ迫するため、必要なときだけ呼び出すのがベスト。そこで覚えて欲しいのが各ウィンドウの表示/非表示を切り替えるショートカットキーだ。

エクスプローラーがアクティブな状態で、「Alt」+「P」キーを押す

これでプレビューウィンドウが現れた。任意のファイル/フォルダーを選択すればプレビューウィンドウに内容が表示される

同じように「Alt」+「Shift」+「P」キーを押せば、詳細ウィンドウが現れる

このように、「Alt」+「P」キーにはプレビューウィンドウ、「Alt」+「Shift」+「P」キーには詳細ウィンドウが割り当てられている。同じキーを押せば再び非表示となるため、必要に応じて呼び出すのが簡単かつスマートだ。

阿久津良和(Cactus)