持ち運んで使うWindows 8.1タブレットでは、ロック画面に表示されるWindowsストアアプリの通知情報が有用な存在だ。これらの情報は「ロック画面」の設定で取捨選択できるので、設定方法を紹介していこう。
Windows 8.1のロック画面にアプリの更新状況を表示する
ロック画面に示されるアプリ情報には、「簡易ステータス」と「詳細ステータス」の2種類がある。前者はアイコンや数値で簡易的な情報を通知する機能、後者は文字列などを含む詳細情報を通知する機能だ。
既定では、簡易ステータスに「メール」「アラーム」「カレンダー」「Skype」が登録され、詳細ステータスは「カレンダー」となっている。図01の画面では、詳細ステータスにスケジュール情報、簡易ステータスにネットワーク状態、未読メール数、Skypeメッセージ数が示された状態だ。
これらの設定は、「PC設定」の「ロック画面」で行う。ロック画面設定の開き方は第9回を参考にしていただきたいが、手順を1つ挙げると、「Windows」+「I」キー-「PC設定の変更」-「PCとデバイス」-「ロック画面」とたどっていく。
ロック画面設定では、「画面がロックされていてもバックグラウンドで実行し、簡易ステータスと通知するアプリを選ぶ」の「+」ボタンをクリック/タップする。
続いて現れるウィンドウ内で、簡易ステータスに表示するアプリをクリック/タップで選択すればよい(図02)。この操作方法は詳細ステータスに表示するアプリも同じだが、既定では「カレンダー」が選択されているため、そちらをクリックして異なるアプリを選択する(図03)。
(図02)「+」ボタンをクリック/タップし、ウィンドウ内のアプリをクリック/タップで選択 |
(図03)詳細ステータスは、詳細ステータスを表示するアプリを選ぶ」をクリック/タップして、ウィンドウ内のアプリをクリック/タップで選択 |
設定内容を確認するため、手動でロック画面を呼び出す手順を紹介しよう。「Windows」+「L」キーを押すと、ロック画面に切り替わる。もしくは、「Ctrl」+「Alt」+「Delete」キーを同時に押すと現れる、セキュリティ画面の「ロック」をクリック/タップしてもよい(図04)。タブレットなら、本体の電源ボタンを1回押し、数秒待ってもう1度押す。これで、先ほどとは若干異なるロック画面が確認できるはずだ(図05)。
「アラーム」の通知をロック画面に追加する
ロック画面の簡易/詳細ステータスは、Windows 8から加わった機能だ。Windows 8.1では、さらに「アラーム」に関する情報をロック画面に追加できるようになった。アラームアプリの設定も交えて、手順を紹介しよう。
先述の手順を参考に、ロック画面の設定を開き、「アラームを表示するアプリを選ぶ」で「アラーム」を選択する(図06)。
続いて、アラームアプリを起動。第8回を参考にチャームバーを呼び出し、「検索」ボタンをクリック/タップして検索チャームに切り替えてから、テキストボックスに「アラーム」と入力。列挙された同名のアプリをクリック/タップで起動すればよい。または、アプリビュー(アプリ一覧)からでアラームアプリを起動できる(図08)。アプリビューについては第5回を参考にしていただきたい。
アラームアプリが起動したら、「新しいアラームの追加」ボタンをクリック/タップし、自身が使用するアラーム設定を行う(図09)。ダイヤルを使ってアラームが鳴る時刻を設定し、今回の例では平日に毎日鳴らすこととして、「繰り返し」で月曜から金曜までをクリック/タップで選択した。必要に応じてサウンド内容を変更してから、「保存」ボタンをクリック/タップする(図10)。これで設定終了だ。
これでロック画面には、アラーム設定が有効であることを示すアイコンが簡易ステータスに並び(図11)、指定した時刻が訪れると選択したサウンドが鳴る。なお、アラーム再生時は通知が現れるので、スヌーズさせる場合は「再通知」ボタンを、アラームを止める場合は「解除」ボタンをクリックすればよい(図12)。なお、アラームを鳴らすにはPCの電源がオンでなければならないが、InstantGo対応PCの場合はスリープ状態から自動的に復帰し、アラーム再生が行われる。
阿久津良和(Cactus)