Windows 11のテキストエディターを取り巻く環境を俯瞰(ふかん)すると、開発者向けのVisual Studio Codeが優勢だが、「シンプルで軽快なメモ帳で十分」という方も少なくない。
Microsoftはメモ帳の改良も継続し、2022年初頭からダークモードのサポートや検索・置換機能、アンドゥ機能の強化を図っている。
筆者はメインのテキストエディターである秀丸エディターも黒背景にカスタマイズし、バージョン9からサポートしたダークモードも利用しているため違和感はないが、「見慣れたメモ帳は白いほうが……」という方は設定を見直してほしい。
メモ帳の配色はWindows 11の配色設定が影響する。具体的には既定のアプリモードを反映する仕組みだ。
たとえばメディアプレーヤーはダークモード、メモ帳はライトモードで使用したい場合は、メモ帳の設定を変更する。
メモ帳は必要最小限の機能を備えつつ、カスタマイズできる要素が少ないため高い汎用性を持つ。不要になればアンインストールでき、Microsoft Storeから再インストールできるのも大きな長所に数えられるだろう。
個人的にはVisual Studio Codeを多くの方にお薦めしたいが、設定を施すまで結構な時間を要し、筆者も全体を把握したとはいいがたい。そちらは改良が加わったメモ帳で物足りなくなったときに試してほしい。