OneDriveではファイル同期が進まないなど、正常に動作しないトラブルに出くわすことがある。%USERPROFILE%\AppData\Local\Microsoft\OneDrive\logs\Personalフォルダーにログファイルは格納されているものの、日々生成されるodlsentファイルはバイナリー形式。テキスト形式のSyncDiagnostics.logも可読性は乏しい。
ちなみにodlsentファイルをCSV形式に変換するツールがGitHubで公開されているので、関心をお持ちの方は参照してほしい。
OneDriveのファイル同期が進まない理由として、OneDriveフォルダー内にマルウェアに感染したファイルが存在する可能性も拭い切れないが、その際はOneDriveアイコンに赤い「×」マークが付く。
また、ファイルサイズが250GBを超えている場合(サポートページ)や、「" * : < > ? / \ |」がファイルやフォルダー名に含まれている場合(サポートページ)も想定されるが、それ以外の理由ならいくつかの対処法がある。まずは再起動だ。
次は再同期の操作。OneDriveクライアントはファイル同期を一定時間停止する機能を備えているので、同期停止→再同期を実行すればよい。下図の操作を実行するとOneDriveに再サインインし、再同期が始まる。
これでもダメな場合はOneDriveクライアントをリセットしよう。
ただし、OneDriveの実行ファイルはビルドによって格納場所が異なり、筆者が確認した限りでは、ビルド22.065.0412.0004は%LOCALAPPDATA%\Microsoft\OneDriveフォルダー。プレビュー版のビルド22.070.0403.0004は%ProgramFiles%\Microsoft OneDriveフォルダーのOneDrive.exeを起動している。
事前にタスクマネージャーの「詳細」タブでOneDrive.exeのプロパティから確認してほしい。