Windows 11のデスクトップにおけるコンテキストメニューには、「Windowsターミナルで開く」という項目がある。通常のコンテキストメニューではアクセスキーの類が設定されていないため、クリック/タップで選択するしかない。第6回で紹介した方法で旧コンテキストメニューに切り替えると、「W」キーが反応する。

  • 通常のWindows 11

  • 旧コンテキストメニューを有効にしたWindows 11

「まん防」実施下で外出もせず、起きている間はPCで仕事かPCゲームをプレイする生活を続けているが、その中でフッと気付いた。「コンテキストメニューからWindowsターミナルを起動したことがない」ことに。

筆者はWindowsターミナルをタスクバーにピン留めし、「Win」+数字キーで起動している。カレントディレクトリ(フォルダー)の移動も「cd ~」で済むため苦にならない。ならば、ということで「Windowsターミナルで開く」を取り除くことにした。

  • 「Win」+「X」キー→「A」キーと順に押すか、スタートを右クリック/長押しし、「Windowsターミナル(管理者)」をクリック/タップする

  • 下記内容をWindowsターミナルにコピー&ペーストして実行する

reg add "HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Blocked" /v "{9F156763-7844-4DC4-B2B1-901F640F5155}" /t REG_SZ /f
  • Windows 11に再サインインすると、コンテキストメニューから「Windowsターミナルで開く」が取り除かれる

本カスタマイズはHKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Blockedキーに、Windowsターミナルを示すGUIDを登録して、項目の表示を省いている。

再び表示させる場合は「reg delete "HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Blocked" /v "{9F156763-7844-4DC4-B2B1-901F640F5155}" /f」を実行して、先のカスタマイズを破棄すればよい。

逆にコンテキストメニューからWindowsターミナルを自由に起動したい方は、GitHubの投稿が役立つ。合わせて参考にしてほしい。