Windows 11で動作するUWPアプリはバックグラウンドで動作し、素早い応答性を実現している。また、未使用時はメモリーなどのハードウェアリソース消費を抑制する機能を備え、OSパフォーマンスに対する悪影響は大きくない。
上図のタスクマネージャーはバックグラウンドプロセスの一部だが、「スマホ同期」「フォト」がプロセス中断中ながらも動作していることが分かる。前者はスマートフォンから通知を受け取る割り込みを設けるためにメモリーを消費しているが、後者は0MB。ただ、筆者は別の画像ビューアーを画像ファイルに関連付けているため、フォトを使う場面は多くない。バックグラウンドプロセスに居残るUWPアプリを終了させよう。
本設定はバッテリー消費を軽減するためのものだが、デスクトップPCで利用する場合は、バックグラウンドプロセスとして残ることを抑制できる。今回検証した限りでは確かに、「フォト」終了後にバックグラウンドプロセスに残ることはなかった。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\BackgroundAccessApplicationsキーにDWORD値「GlobalUserDisabled」を作成し、データを「1」に変更すると、「このアプリをバックグラウンドで実行する」自体が無効になる。キー名などから察するにUWPアプリ全体のバックグラウンド動作を抑制できそうだが、「メール」「スマホ同期」などをお使いの場合はおすすめできない。