Microsoftは現地時間2022年5月17日の時点で「Outlook for Windows」のリリースを公式ブログで表明していた。
これは新たなメールクライアントとして動作するものだが、中身はOutlook on the Web/Outlook.comの描画をデスクトップ上で行うもの。そのため、「メール」「カレンダー」が不要になるのは明白だが、同社は2023年6月15日に同アプリの廃止を発表した。
具体的には2024年9月に既存アプリをOutlook for Windowsに置き換えるそうだ。筆者はWindows 10リリース直後から「メール」「カレンダー」を数年使い続けたが、進化の遅さに閉口し、いつの頃からかOutlook on the Web、2023年以降はOutlook for Windowsに乗り換えた。
前述のとおり動作はWebベースのため、ネットワーク環境に問題がなければ快適に利用できる。すでにMicrosoft Storeからプレビュー版を入手できるので、「メール」「カレンダー」からの移行を始めよう。
上図のように手順は簡単だが、現時点でサポートするアカウントはMicrosoftアカウント、Googleアカウント(Gmail)、Yahoo! JAPAN ID(Yahoo!メール)のみ。今後はiCloudやIMAPのサポートを行う予定だが、POP3は対応予定がないので注意してほしい。
仕事ではメールを使う場面は残りつつも、プライベートは各種チャットツールでメールのやり取りは皆無だ。それでもネットサービスの連絡を受け取る必要性もあるだろうから、早期に古いアプリから新しいアプリへ移行してほしい。