机の横には紙の、スマートフォンやタブレットのトップページにはウィジェットとして貼り付けたカレンダーで、曜日や日付を確認してきた。Windows 11 PC使用時は「通知」と共に現れるカレンダーも参照する。

  • 「Win」+「N」キーで現れる。折りたたみ表示の場合は「Win」+「Shift」+「Tab」キーを押すなどして、矢印アイコンにフォーカスを当ててから「Enter」キーを押す

だが、通知領域の「時計」が秒時刻を含んでいないなど、不便さを覚える場面は少なくない。秒時刻に関しては次の大型更新プログラムで、GUIから表示設定できるようになる可能性もあり、それまで待とうと思っていたが、今回、DWORD値「ShowSecondsInSystemClock」を作成するカスタマイズを自身のPCに施した。

  • Windows PowerShellを起動し、下記囲みの内容をコピー&ペースト後「Enter」キーを押す

reg add "HKCU\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced" /v ShowSecondsInSystemClock /t REG_DWORD /d 1 /f

Windows 10時代も同様のTipsを紹介しているが、Windows 11で異なるのは、再サインインせずに即座に秒時刻を表示できること。また、「地域」で表示形式を変更する操作を必要とせず、秒時刻が表示されない環境もあった。

  • ユーザー権限で実行してエラーになった場合、管理者権限で実行すればレジストリエントリーを書き込める

  • ただし強制的に書き込んでも秒時刻が含まれるとは限らない

不思議に思って各環境を見比べると、秒時刻を表示できないのはWindows 11 バージョン21H2のみ。てっきりバージョン22H2に更新しているつもりだったが、システム要件をフルに満たしていないので更新プログラムが降ってこなかったのだろう。試しにCanary版Windows 11 Insider Previewで今回のカスタマイズを試したところ、前述のWindows 11 バージョン22H2と同様、ユーザー権限で秒時刻を追加できた。

  • Canary版Windows 11 Insider Previewにおける実行結果